ねこやまローカボ日誌

美味しいご飯を気にせず食べたい、食べさせたい。だから厳選ローカボレシピを紹介させて。

ひたすら美味しい鶏肉なら、赤ワインのしっとりプルドチキン(糖質8.4g)が簡単ですよ!

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ほぐれチキンと甘みキング玉葱。

 

子供の頃、理解できなかったことは一つではない。

 

大人になって理解できたことも沢山ある。

 

 

子供の頃、どうしても理解できなかった単語がある。

 

野菜の甘みだ。

 

 

家庭科の授業でその単語を初めて聞いた時、私は挙手をした。

砂糖をかけるんですか?と。

 

 

笑顔を一切見せず、その先生が冷淡に言った言葉を覚えている。

 

ねこやま君、違います。

砂糖はかけません。

 

 

 

恥ずかしくなった私は、すかさずこう言った。

 

 

わかった!林檎ですね!

 

 

 

そういうと先生は軽くため息をつき、こういった。

 

林檎は野菜ではありません。

 

 

 

こんなに恥ずかしいことが、世の中にあっていいのだろうか。

3分前まで平穏に暮らしていた少年は、一気に赤っ恥大賞を受賞したのだ。

 

 

それ以降、私はこの野菜の甘みという言葉がすごく嫌いだった。

 

 

そもそもなんだ?

野菜の甘み?

 

 

野菜に砂糖がかかっているわけもなく、甘くなんてちっともない。

ピーマン甘い!なんて、一生使わない単語だろう。

 

 

ファンタオレンジの方が、よっぽど甘いではないか。

ガリガリ君に勝てる野菜がいるなら、夜中に枕元にでも出てきやがれ。

 

 

そんなすたれた気持ちで、私は一時的な野菜嫌い時代に突入した。

給食のカレーでもジャガイモを残し、サラダなんかもってのほかだ。

 

 

最悪なのは野菜がみじん切りにされた、スパゲッティ―だ。

手先が器用選手権並に、ちまちま野菜を回避する地獄の作業だ。

 

 

そして何が地獄かと言うと、野菜が本当は大好きだった点だ。

ただの意地と根性で、野菜嫌いを演じなければならなかった点だ。

 

 

そして、その地獄の日々は速攻終わった。

大好きな祖母が玉ねぎだけを煮込むという。暴挙に出たのだ。

 

 

いやいやいや。

待ってくれ婆ちゃん。

 

わたし一応、いま反抗期に入ってるから。

野菜とか嫌いだ!的な雰囲気出してるから。

 

 

そんな私の想いなどつゆ知らず、食卓には玉ねぎが単体で置かれていた。

 

 

ぐぬぬ…。

今日はマジでこれと白米しかないのか。

 

 

我が家はこんなにも困窮した家庭だったのか。

中の下の上くらいのランクだと思っていた。

 

 

当然のように、家族はみな玉ねぎを貪る。

そして仕方なく、私も一口頬張る。

 

 

野菜が甘い。

 まるでミスター味っ子のような衝撃だ。

 

 

なんだこれは。

ハニーオニオンとか、そういう品種なのか。

 

 

そして大玉4個の玉ねぎを平らげた少年。

彼は、いつもの可愛らしい子供に戻ったのだ。

 

その日以来、私は野菜の甘みに全面的な信頼を置いている。

 

 

そして私も大人になり、その日の話を聞いてみた。

 

どうやら両親が私の野菜嫌い演技を見抜き、荒療治をしたらしい。

そこに祖母が参加し、玉ねぎをコンソメで2時間煮込んだとのことだ。

 

祖母の優しさに感謝の気持ちがノンストッパブルだ。

 

 

あれから約20年。

小学生だった私は、立派な野菜大好きっ子に変身した。

 

 

そんな今日は、その野菜の甘みを存分に生かしたレシピをご紹介しよう。

 

 

赤ワインしっとりプルドチキン。

ほぐれる鶏肉と玉ねぎの甘みが最高に美味しい逸品だ。

 

 

良かったら、ご覧いただけるだろうか。

 

 

私、最高に簡単に説明するから。

日本野菜大好きっ子代表として、恥ずかしくない試合をするから。

 

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赤ワインしっとりプルドチキンの糖質オフレシピ

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では一気に畳みかけよう、

まず、以下を合わせていただきたい。

 

・瓶などでしっかり叩いた鶏むね肉 300g

・スライスして水にさらした玉葱  1/3個分

・赤ワイン  50㏄(無糖タイプ)

・塩/黒胡椒  各軽く6ふり(鶏肉に)

・大蒜チューブ  小さじ0.5

 

これを3分漬け込めば、これで勝負はもらったも同然だ。

 

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これをシリコンスチーマーに入れ、600Wで5分レンジして欲しい。

 

シリコンスチーマーの便利さは、数値化できない。

フリーザ並みの便利レベルに、ご購入をお勧めしたいキッチン用具の一つだ。

 

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次にソースも作っておこう。

 

・醤油    大さじ1
・ケチャップ  大さじ1
・ウスターソース 大さじ1

 

THEシンプル。

シンプル1500シリーズというゲームに、没頭していた大学生の冬を思い出す。

 

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次にスチーマーの中のスープと玉ねぎを、このタレと一緒に煮詰めよう。

 

中火で4分ほど煮込めば、トロトロで美味しい祖母の野菜料理を思い出す。

 

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さらに先ほどのチキンをほぐし、タレにしっかり絡めよう。

 

ここまできたら、その圧倒的な量に驚きを隠せないだろう。

 

大丈夫だ。

おすそ分けから始まる恋を、私は存じ上げている。

 

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さぁ完成だ。

私はお裾分けをせず、独り占めする気満々だ。

 

これぞ遠距離恋愛の辛いところだ。

 

 

 

低糖質の美味しさチェック

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おらー!!

 

流れる涙とよだれを振り払い、一気に頬張る。

体に沁み渡る鶏肉の旨さと、BBQソースの甘み

 

いくら食べてもなくならない、童心に戻れる嬉しさで満たされている。

 

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もしかして読者様の中に…。

 

旨い鶏肉をひたすら食べる会の方はいらっしゃるだろうか。

国際肉まみれ愛護団体の方でも、もちろん結構だ。

 

 

「なかなか減らない野菜の旨みを帯びた肉と、どう向き合うか。」

 

 

これは非常に骨のあるテーマだと思う。

是非、次回のディスカッションの議題に抜擢いただけないだろうか。

 

 

あぁ…。

鶏肉の旨さを、存分に体験した。

 

これでまた、野菜の旨みを体内に補充できた。

 

 

暖かいお風呂 と 美味しい食事

そして適度な休日さえあれば、私は何度でも蘇る。(カッコいい)

 

明日の仕事に備え、筋トレをしてお布団に飛び込むとしよう。

 

 

本日も最高に楽しかった。

存分に好き放題書かせてもらった。

 

 

今日もご紹介させていただいて、本当に有難う。

いつも多くの方からハテブスターをいただき、本当に嬉しく思います。

 

 

ここまで読んでくれて、本当にありがとう。

これからもここで気楽に書いているので、良かったら読んでやって欲しい。

 

 

お勧めの珍しい野菜とか、ぜひ教えてね。

実のところ、ご当地野菜とかあんまり詳しくないんだ。

 

 

 

最後に、本日ご紹介した糖質制限レシピのリンクを用意させていただいた。

 

リンク先では細かな写真付き工程や、調味料やタンパク質の詳細をご紹介している。

 

とても美味しいので、ブックマークなどでご活用いただければ嬉しい。
(※糖質量は1人分)

 

このレシピでご用意いただくのは、以下の通りだ。


材料(2人分)
・鶏むね肉 300g
・玉ねぎ  1/3個

調味料
・赤ワイン  50㏄(無糖タイプ)
・塩/黒胡椒  各軽く6ふり
・醤油    大さじ1
・ケチャップ  大さじ1
・ウスターソース 大さじ1
・大蒜チューブ  小さじ0.5


このレシピが皆様のお気に召せば、ささ身と鶏むね肉の立場は逆転するだろう。


沢山の方と糖質制限仲間になれますように。