毎日のお買い物で無駄遣いをしない方法を、真面目に考えてみるね!
畏るべし、無駄遣い。
何故私は、必要のないものを買ってしまうのだ。何故私の家には、XO醤が4つもあるのだ。
私のもっぱらの悩み、無駄遣い。大きな無駄遣いはないが、小さな無駄遣いは山の様にある。
そしてその小さな無駄遣いが、私の家計を圧迫する。将来台湾のマンションを購入する野望が、どんどん遠ざかっていくのだ。
何故私は、必要のないものを買ってしまうのか。逆に何故、この世には無駄遣いをしない人種が存在するのだ。
そもそも、人の本能には「興味」というジャンルがある。その興味という本能は、大人になっても消えやしないのだ。
全く必要なくても、半額シールが張ってあれば手に取ってしまう。たとえそれがお線香でも、人はとりあえず確認するのだ。
え?普段は498円なのに…。198円!?
この段階で、たとえお線香でも興味が湧いている。そして私の思考は、別の方向に向かうのだ。
探し始めるのだ。お線香を買う理由を。
もしかしたら、親戚のおばあちゃんの7回忌だったかもしれない。もしかしたら、部長がいきなり逝去されるかもしれない。
あらゆる可能性を考え、このお線香を買う理由を探し始める。近い将来、お線香を使う機会がないかを模索する。
お線香を購入する理由を考えることで、私は得ようとするのだ。半額で買える喜びを。
むしろ、無理やり買おうとしているまである。198円で喜びを手に入れようとしてしまうのだ。
もうこうなってしまえば、商品など何でもよい。お買い得感を受け取れる商品ならば、カゴにぶちこんでしまう。
そう、 これが私の無駄遣いの諸悪の根源だ。この発想により、半額のXO醤が4つも台所に鎮座するのだ。
これはいただけない。私の台湾ライフが、どんどんと遠ざかっていく。
よし見直そう、私の無駄遣いを。日々のスーパーで無駄遣いをしない方法を、しっかり考えてみよう。
スーパーにおける無駄遣いをしないコース取り
スーパーで無駄遣いをしない。そのために私に求められる行動とは、一体何だろう。
少し分析すると、私の行動には問題点が山積していた。その問題点は、以下の通りだ。
(1) そもそもお金を持って行き過ぎている
(2) 買うものが確定していない
(3) スーパーの滞在時間が長い
(4) 試食コーナーを必ず経由している
(5) 半額シールを探す旅に出る
(6) 可愛い店員さんを見つけてしまう
ざっと今の問題点は、こんなところだ。そして今すぐ解決できるものといったら…。
(1) そもそもお金を持って行き過ぎている
(2) 買うものが確定していない
(6) 可愛い店員さんを見つけてしまう
ざっとこんなところだろうか。
(1)に関しては、ONE漱石だけにすればいい。それは(2)の、買い物の内容を明確にすることにも繋がるだろう。
そして(6)に関しては、完全に根性論だ。これは鋼のハートで、スルーするしかない。
可愛い女性は、この世に何千万人もいらっしゃるのだ。あえてダイエーで探す必要もないかもしれない。
根性で立ち向かえば、大抵のことは上手くいく。要は、本気で抗っているかどうかなのだ。
では、残りの問題点を解決しよう。私のスーパーでの無駄遣いも、もう少しで解決するだろう。
(3) スーパーの滞在時間が長い
(4) 試食コーナーを必ず経由している
(5) 半額シールを探す旅に出る
うむ、なかなかに厄介な奴らだ。こいつらが特に問題児なのだ。
まず無駄遣いは、買いたくなるものに触れるから生じるのだ。刺激があるからこそ、触発されてしまうのだ。
つまり、低刺激なお買い物をすれば良いのだ。最短距離で買い物を終了させれば勝利は目前だ。
私の最大の課題は、スーパーの滞在時間を減らす事。これに尽きるだろう。
では早速、スーパーのコース取りを考えてみよう。私は、スーパーを楽しみ過ぎているかもしれない。
スーパーのコース取り
まず早速、スーパーの見取り図を描いてみた。簡易的で誠に申し訳ない。
まず、これが基本情報だ。
どこにでもある、都内のダイエーと言ったところだ。そして多くの場合、私はこのコースをこのように闊歩する。
まず赤文字の→だが、これは必要な食材を購入している。毎日のレシピ作成に、楽しみにしているお買い物コースだ。
これは外せないコースである。
次に、青色の→だが、これが問題なのだ。多くの無駄遣いは、このコース上で発生しているのだ。
何故私は、このコースをたどっているのか。全く必要ないコースを、なぜお散歩しているのか。
その問題は、
こいつだ。
この地図上に点在する3つのどくろマークは、試食コーナーだ。糖質制限中の私が、糖質を開放できるオアシススポットなのだ。
塩麹バターパンや、水餃子。パイナップルケーキや、チーズフォンデュ。
数々の魅惑の試食品が、私をお出迎えしてくれる。そして夏夜の虫のように、私は引き寄せられていく。
もちろん糖質制限中なので、購入はしない。ベテランの試食のおばちゃんも、恐らくその点は感づいているだろう。
しかし結果として、私は無駄遣いしている。幅広くコース取りをさせることで、刺激的なお買い物をさせられているのだ。
これぞダイエーの陰謀。水餃子を敢えて食わせることで、XO醤を購入させているのだ。
気が付いてしまった。タダだから試食しようという発想は、そもそもが間違っていたのだ。
タダほど高いものはない。私はベテランのおばちゃんの手で、転がされていただけなのだ。
よし、これは早急に改善しよう。全ての刺激を回避するように、以下のコース取りを検討しよう。
まずは必要な食材だけ購入し、レジに直行するスタイルだ。
うむ、悪くない…。悪くはないが…。
このコース取りだと、お菓子コーナーに接触してしまう。変なお菓子スイッチが入る可能性も考えられる。
これは試食が出来ないストレスが、お菓子に変化する恐れがある。今一度検討しなおそう。
これは、野菜コーナーだけを攻める戦略だ。
この作戦には、いわずともなが問題が山積している。ベジタリアンにならなければならない、という点だ。
折角楽しくローカボレシピを作っているのに、どんな鬼畜縛りだ。絶品!小松菜のキャベツ添え!とか、完全にアウトだろう。
コース取りとしては100点だが、これはだめだ。もっと実用性のあるコースを選択しよう。
では最後に、これはどうだろう。少しぶっ飛んでるが、もしかしてアリかもしれない。
レジに始まり、レジに終わる。
全ての食材を、レジ周りの商品で賄う。単三電池と水ようかんで、レシピを作るのだ。
……。私は馬鹿か。
よし、明日は最短ルートの購入コースを辿ろう。きっと私の無駄遣いは、ぐっと減るだろう。
私の思い付きに付き合ってくれて、どうもありがとう。みなさまも、ナイスなコース取りを!!
(*´ω`;*)< 何だったんだこの記事…