イラスト徹底解説!玄米七号食のダイエット・デトックス効果と危険性とは?
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ダイエットに最適な、玄米七号食。
ただ玄米だけを10日間食べる、極端にも思える食事療法。その極端な内容から、高い効果だけでなく危険性も囁かれている。
高いダイエットとデトックス効果を併せ持つ、玄米七号食。本日はその効果と危険性、そして予防策をご説明させていただきます!
そして初心者の方にも分かりやすいよう、イラスト付きの解説で。様々な根拠を明示する、研究論文もセットでご紹介したい。
- 玄米七号食の効果・危険性・予防策を、詳しく理解する
- 玄米七号食の詳しい内容を、イラスト解説付きで徹底理解する
- 各効果と危険性の根拠を、様々な研究論文から得る
- より安全で美味しい、おすすめ無農薬玄米をご紹介する
宜しければ、ご覧いただけますでしょうか。この記事が、皆様のお役に立てれば幸いです(*‘∀‘)!
玄米7号食ダイエットとは?
玄米7号食ダイエット。
まずこのダイエットは、どういった内容なのだろう。 ではまずは、この玄米七号食ダイエットの内容を見てみよう。
- 10日間玄米のみを食べる食事療法(特定の飲み物とオカズのみ許可)
- 短期間で脂肪を燃焼させる、ダイエット効率の高い食事療法
- デトックス効果が高く、疾患治療にも使用される食事療法
この様に、玄米七号食は極めてシンプル。
玄米と特定のオカズのみを、10日間食べ続けるのだ。そしてその簡便さから実践しやすく、多くの成功者が生まれている。
筋トレやウォーキングなどの、肉体的な辛さもない。ただシンプルに、特定のルールのもと玄米を食べるだけである。
ただし、この玄米7号食ダイエット。元々は、ダイエット目的で生まれたものではない。
その高いデトックス効果による、体質改善や治療などを目的とする。アレルギーなどの諸症状を抑え、より健康的な生活を取り戻す食事療法なのだ。
しかし奥様。ブラウザをそっと閉じるのは、お待ちいただきたい。
確かにこの食事療法は、短期間で痩せられるダイエットとして認知されている。それは10日という短時間での脂肪燃焼効果が、数多く報告されているからだ。
通常体系の方で、平均約3kg~5kg減。太り気味体系の方で、約5kg~8kg減のもの体重減少が多く見られる。
食事制限をしない食事療法では、その減量効果はトップクラス。ライ〇ップで一週間汗を流すほどの、高い脂肪燃焼効果が期待できるのだ。
ただ、この玄米七号食による体重減少。実は数多くある効果のうちの、一つの副産物に過ぎない。
この食事療法の真髄は、あくまでデトックスによる体質改善。実践後に実感する体質変化と意識変化こそ、メインの効果である。
ダイエットの本質とは、その体型と意識が永続すること。一時的な増減に一喜一憂するだけではなく、前の生活に二度と戻らないこと。
その点、この食事療法は瞬間的な体重減少だけが目的ではない。健康的な体を手に入れ、同時に食への意識を根本から変えてしまうのだ。
では早速、玄米七号食の具体的な目的と効果を見てみよう。玄米の高い栄養素ゆえに期待できる、素晴らしい効果ばかりである。
玄米七号食の目的と効果
では早速、この食事療法の目的から見てみよう。その目的はそれぞれ書籍が存在するほどの、凄まじい効果ばかりである。
なお今回は商品によって栄養価が左右しないよう、雑穀なしバージョンである。純粋に玄米のみを使用した玄米七号食についてご説明しよう。
- 玄米の持つ排毒作用による、高い体内デトックス
- 胃腸の休息による、代謝機能の修復
- 腸内環境正常化による、便秘改善
- 体内の水分が抜けることによる、むくみ改善
- 内臓脂肪の燃焼による、健康維持
- 血糖値の上昇・下降のサイクル正常化
- 劇的な食に対する意識変化
おおう…。これは一挙両得どころではない。ドンキで売ってたら、即買いするレベルの効果ばかりだ。
つまりこれらの目的をまとめると。玄米七号食の目的は、以下の3つに分類される。
まず(1)(2)(3)(4)の効果は、体内デトックスに繋がる。これはアレルギーや冷え性等の改善に役立ち、より健康的な生活を送れる。
さらに(5)(6)の効果は、直接の体重減少や糖尿病対策に繋がる。ボディメイクや血糖値の正常化にも、広く効果を持つ。
そして最後の(7)は、持続的な食の意識変化。繰り返すリバウンドに対抗する、根本的な意識改革となるだろう。
そしてこれらの目的を達成するのが、玄米自体の豊富な栄養素である。
完全栄養食とも謳われる、この玄米。実は彼には、以下の素晴らしい効果が隠されているのだ。
- フィチン酸による、体内の有害物質排出(発芽前)
- デトックス効果による、冷え性・頭痛の改善
- 豊富に含まれるビタミン・ミネラル・食物繊維による健康維持
- 低GI値(GI値63)による、血糖値の上昇速度緩和
- 豊富なGABAによる、肝臓、血中脂肪の減少
- 豊富な食物繊維による、腸内環境の清掃・機能改善
よだれを禁じ得ない、素晴らしい効果たち。そしてこれらの効果が、先ほどの玄米七号食の目的を達成するのだ。
ではこれら玄米の特徴から、一つづつその効果を確認してみよう。
玄米七号食による、高いデトックス効果
玄米七号食ダイエットの大きな目的である、デトックス。その目的を達成するのが、以下の2つの成分による効能である。
耳慣れぬ成分である、フィチン酸。腸内清掃で既に名をとどろかせている、食物繊維。
では、各デトックス効果を詳しく見てみよう。一体彼らは、どんなお掃除テクを見せてくれるのだろう。
フィチン酸による毒素排出作用
まずはフィチン酸による毒素の排出作用から見てみよう。この玄米に含まれるフィチン酸とは、一体どのような成分なのだろう。
穀物などに豊富に含まれる、ビタミンB系統のリン酸化合物の一種。血液凝固作用や尿路結石予防、抗がん作用が研究段階で判明している。
体内の水銀や鉛などの重金属と結合し、デトックス(排出)する役割を持つ。同時に体内の添加物や農薬排出が期待され、玄米七号食における体質改善効果の主軸となる成分である。
玄米に豊富に含まれる、このフィチン酸。その量は100g1.1gと、エンドウ豆などと並ぶ含有率を誇っている。
また彼は、アンチエイジングとしての抗酸化作用が非常に高い。それにより免疫力向上などの、体内正常化の専門家として活躍しているのだ。
さらにこのフィチン酸には、事前に豊富なミネラルが結合している。そして体内にて、ミネラルと純粋なフィチン酸に分離してくれるのだ。
ただし、このフィチン酸。
過去に「きみ、大切なミネラルまで出してない?」と疑われたことがある。これは彼の高いデトックス性能が、裏目に出てしまった例である。
しかし1985年、シャムスディンという教授により一つの動物実験が行われた。その結果、フィチン酸がカルシウム・亜鉛・鉄分・マグネシウムなどの大切な成分を排出していないことが証明された。
つまり重要なミネラルを残しつつ、毒素のみを排出することが分かったのだ。良かったね、フィチン酸。
参照論文:Cancer Chemopreventionを参照したPhytic Acidの酸化的DNA損傷に対する保護効果 - サイエンスダイレクト
次は、腸内清掃のプロこと食物繊維によるデトックス効果を見てみよう。まずこの食物繊維には、大きく分けて二つの種類が存在するのだ。
- 腸内環境の清掃とナトリウムの排泄を促進する、水溶性食物繊維
- 便通を促進しダイオキシンなどの毒素を排出する、不溶性食物繊維
この様に食物繊維には、働きの異なる2種類の繊維が存在する。それぞれが水分を吸収したり腸の粘膜を保護したり、大変お忙しいのだ。
そして、この2種類の食物繊維たち。単体で存在するのではなく、バランス良く含まれていることが重要なのだ。
その理想のバランスは、不溶性2:水溶性1。このバランスを維持すれば、そのデトックス効果はより優れたものとなる。
そこで確認しておきたい、玄米100g当たりの食物繊維。不溶性2.3g:水溶性0.7gという、不溶性が少し多いバランスを維持している。
しかし両方の食物繊維を含んでいることは、まぎれもない事実。一杯の玄米(約160g)で、一日の摂取目安量の約24%を賄ってくれるのだ。
玄米七号食による、高いダイエット効果
では次に、玄米七号食はなぜ高いダイエット効果を持つのだろう。これには、以下の3つの大きな理由が考えられている。
これらのダイエットに繋がる、各種の効能たち。ではそれぞれを、一つづつ確認してみよう。
単純に摂取カロリーが少ない
まず玄米七号食ダイエットでは、基本玄米しか食べられない。その結果、単純に総摂取カロリーが激減するのだ。
玄米のカロリーは、1g当たり1.68kcal。仮に一日600g食べても1.008kcalに留まり、成人の摂取目安1.800kcal~2.200kcalを大幅に下回るのだ。
1kgの脂肪を燃焼させるには、単純計算で約7.500kcalを消費すれば良い。そのため10日間の玄米食では、約1kg~1.5㎏の脂肪が減少する計算なのだ。
さらに玄米七号食では、食事制限と並行して1日40分のウォーキングが推奨される。結果的に、より高い脂肪燃焼効果が期待できるだろう。
脂肪を分解する豊富なGABAが含有されている
次に玄米には、豊富なGABA(ギャバ)が含有されている。これは近年では、チョコなどにも含有される人気成分である。
ガンマアミノ酸と言われる、アミノ酸の一種。血液中の酸素供給を増やし、内臓を活性化する働きを持つ。
ダイエットにおいては、内臓機能改善による基礎代謝の向上が期待される。結果として日々の消費エネルギー量が増加し、脂肪燃焼に直接的に関与する。
さらに中性脂肪をコントロールし、脂質代謝を促進する効果を持つ。この成分がカロリー制限と共に働き、最終的な脂肪燃焼効果に繋がる。
関連論文:米糠乳酸発酵抽出物の高脂肪食負荷ラットにおける脂質異常改善作用
実験結果:RBFE(豊富なGABAを含有)が、細胞の脂質合成とコレステロール酵素の発現を弱め、HepG2細胞とヒト肝癌細胞からの脂質合成及び分泌を減少させた
やるじゃん、GABAさん。
まず玄米には、白米の3倍のGABA(ギャバ)が含有されている。その含有量は100g当たり3mg。1日必要目安量である10~50mgと比較すると、約330gの玄米で最低ラインに到達する計算となる。
しかし実は、玄米より発芽玄米の方が約3.3倍のGABAを含んでいる。そのためGABA効果を最大化するには、発芽玄米が望ましいと考えられる。
※100g当たりの含有量:玄米3㎎ 発芽玄米10㎎
しかし実は、発芽玄米には前述の排毒作用「フィチン酸」が少ない可能性がある。多くのWEB上では「発芽玄米にはフィチン酸がほぼ無い」と指摘されているのだ。
ただ実際には、発芽直後の玄米のフィチン酸はさほど減少していない。発芽の時間経過に比例して、段々とフィチン酸が減少すると考えられている。
そう考えると、GABAを3.3倍含んだ発芽玄米の方が良いだろう。それは脂肪減少・酸素供給による内臓機能の活性化も見込めるためである。
確実なGABA3倍を取るか。フィチン酸の減少を恐れるか。 不安が残るようならば、通常の玄米を使用すると良いだろう。
ただし実際の玄米七号食では、発芽玄米も通常玄米も使用されている。ちなみに私が実践した時は、発芽玄米を使用させていただいた。
発芽させる手間もなく、すぐに食事の用意も出来る。継続しやすいということは、それだけで成功確率を上げてくれるのだ。
低GI値による血糖値上昇緩和
次に脂肪蓄積に直結する、血糖値上昇問題を見てみよう。健康的なダイエットにおいて、血糖値は避けられない議題である。
そもそもこの玄米、当然ながらお米である。糖質をモリモリ含むこの食材を、モリモリ食べていいのだろうか。
糖質を多く含有すれば、その分血糖値も上昇する。インスリンが分泌され、過剰な糖質は脂肪として蓄積されるのでは?
この問題点については、玄米のGI値に着目してみよう。
GI値とは、インスリンの分泌に関連する、血糖値上昇速度を左右する要素。この値が高ければ血糖値が急激に上昇し、低ければ緩やかに上昇する。
急激に上昇すれば、単純にインスリンが過剰に分泌される。そして糖質が脂肪として蓄積されやすく、糖尿病の原因にもなりかねない。
緩やかに上昇すれば、単純にインスリンが緩やかに分泌される。糖質も脂肪蓄積されづらく、血糖値の正常化にも効果的であると考えられる。
その点、玄米は低GI値食品として認知されている。
その数値は白米81に対して、発芽玄米53:玄米63。 つまり、玄米は白米より遥かに血糖値の上昇が緩やかだと考えられる。
さらに玄米は固いため、おのずと咀嚼回数も増加する。結果的に食事時間も長くなり、血糖値はさらに緩やかに上昇する。
白米をバクバク食べる時のように、血糖値が急速に上昇しない。脂肪として蓄積される頻度も減少し、血糖値減少にも効果的だと考えられる。
しかし。
この血糖値上昇に関連するGI値。あくまでも一つの要素であり、これだけで食品を選ぶべきではない。
研究結果の多くは、ダイエットとGI値は関係ないとの結論を出している。衝撃的だが、インスリンの分泌量だけが脂肪の蓄積を左右する要素ではない。
タンパク質や脂質も、過剰摂取によりインスリンを分泌する。糖質によるインスリン分泌だけを、危惧するべきではないのだ。
そのため個人的には、このGI値に関してはあくまでも目安。一つの要素として、ご理解いただければ幸いだ。
脂肪と炭水化物の量・種類をインスリン感受性・心血管リスクに変化させる効果
なるほど、なるほど。
この玄米七号食、なかなか素敵な効果をお持ちの様だ。そして次は、このダイエット最大の効能を見てみよう。
食に対する大幅な意識変化
玄米七号食ダイエットが与えてくれる、最大の効果。それは劇的な食の意識変化、つまりメンタル面での効果である。
メンタルって(笑)的なご意見も、至極ごもっとも。しかしこの部分、何卒ご覧いただきたいのだっ!(大声)
これは今までの食生活を大幅に改善してくれる、超重要事項。過去に戻らないための最高兵器と呼ぶに相応しい、素晴らしい効果なのだ。
では早速、その効果を見てみよう。
- 余計なものを食べないため、味覚が非常に鋭くなる
- 口に入れる食べ物に警戒心が強くなり、不健康なものを避けるようになる
- 同時にお酒やタバコも止め、健康体になりやすい
- 食べ物に振り回されず、食べ物を自分のコントロール下における
- 普段の生活が、非常に穏やかになる
実のところ、私自身も2年半前に7日間の玄米七号食を実践している。お仕事の関係で短期間になってしまったが、それでも効果を実感した。
まず玄米七号食で、玄米のみを食べ始めると…。食べ物が自分の体を作っているのだと、体調の変化で実感し始める。
味覚も研ぎ澄まされ、食べ物の旨さを抜群に感じだす。玄米の甘みと少量の塩気にも、敏感に旨みを感じる。
そして、7日間(本来は10日間)の玄米七号食を終えると。食べ物の旨みと、食事による体調変化を敏感に感じ始めるのだ。
健康体のピークである終了後から、食事への良い警戒心が身につくのだ。少量のアルコールでさえ、翌日の体調変化に気が付いてしまうレベルである。
さらに同じ理由から、間食やお菓子が激減する。空腹をお菓子や間食で満たす発想が、一切なくなってしまうのだ。
それ以来、コンビニ弁当をほとんど口にしていない。一度食べたのだが、その体調変化をしみじみと体感してしまった。
体に取り入れるものに、圧倒的に気を遣うようになった。さらに添加物や粘着剤などの知識を入れると、なおさら強固な意志が芽生えた。
こ、こんなものを私は食べていたのか…。そう痛感してしまうのだ。
そのため、玄米七号食と合わせて食品に関する知識を学ぶと、非常に効果的。10日間の間に、食品添加物などのお勉強を並行することをお勧めしたい。
ただし。
あまりに気にしすぎると、何も食べられなくなる。彼女に激おこされるほど、口うるさい健康オタクになってしまう。
実際に私自身も、食べ物への警戒心が強くなりすぎてしまった。そして当時の彼女のプリンを、不健康だと指摘したことがある。
結果として、一生砂でも食ってろと言われてしまった。きっと私は、あの日を忘れないだろう。
何事もバランスって大切だ。これらの意識改善も、自分に都合のよい発想だけを奪い取ろう。
では次に、シンプルな疑問を潰していこう。この玄米七号食には、危険性はないのだろうか。
玄米七号食の注意点と危険性
ここまでベリー魅力的な効果を持つ、玄米七号食。しかし玄米だけの食事療法に、本当に危険性はないのだろうか。
実は、ある。
極端な食事療法だからこそ、玄米七号食には危険が存在する。そしてその問題点は、重要に重要な事項ばかりである。
ここからは、その危険性と回避策を見ていこう。まずこれらの危険性には、以下の種類がある。
その危険性は、大きく分類して3つ。ではそれぞれの内容を、細かく見てみよう。
(問題点①)栄養不足・タンパク質不足
まずこの問題点は、玄米のみを食べる性質に由来する。果たして玄米だけで、10日間の栄養分を賄えるのだろうか。
まず各種の栄養素に関しては、玄米自体の栄養素が有利に働く。完全食とも呼ばれている玄米は、食物繊維・ビタミン・カリウム等を豊富に含む。
その炊き上がりの玄米1膳(約160g)が含む栄養は、以下の通り。一日分の必要栄養素を、ずんずん満たしていくのだ。
- カロリー 264kcal (約9%)
- 脂質 1.6g (約2% ※不足!)
- 炭水化物 56.9g (約113% ※超過!)
- タンパク質 4.48g (約7% ※不足!)
- ビタミンA 0mg (約0% ※不足!)
- ビタミンB1 0.26mg (約18%)
- ビタミンB2 0.03mg (約1% ※不足!)
- ビタミンC 0mg (約0% ※不足!)
- ビタミンD 0.8mg (約14%)
- ビタミンE 0.8mg (約12%)
- カルシウム 11.2mg (約1% ※不足!)
- リン 381mg (約38%)
- ナトリウム 1.6mg (約20%)
- マグネシウム 78.4mg (約26%)
- カリウム 152mg (約7%)
- 鉄 0.96mg (約13%)
- 食物繊維 4.8g (約24%)
※成人男性18~29歳を基準とした摂取目安量
まずこれは、玄米1膳分(約160g)の含有栄養素である。一日に3杯、4杯と食べれば、多くの栄養素は摂取目安量に到達するのだ。
これにより、10日目に栄養失調で運ばれることはないだろう。さすが完全食玄米さん、主役に抜擢されるポテンシャルを秘めているのだ。
しかし、この玄米。ちょっと足りない成分もあるというのが、事実である。
特に、私たちの体に超重要な3つの栄養素。それはタンパク質・ビタミンC・脂質である。
それぞれが一日摂取目安量を大きく下回り、その数値は約0%~7%。ビタミンCの含有量に関しては、あのキュウリにすら敗北する。
体の組織を構成する上で、欠かせないこれらの栄養素。たった10日間といえど、個人的には結構イヤである。
ルールを少し改変し、サプリメントでこっそり補うか。若しくは10日間だけ!と割り切って、不足分に目を閉じるか。
こっそりプロテインを飲めよ!と、耳元で悪魔が囁くかもしれない。その時、私たちは大きな決断をしなければならないだろう。
(問題点②)玄米の持つアブシシン酸
次に玄米に常備されている、ある成分にも注意しなければならない。それは玄米が所持する、自己防衛の武器である。
その武器の名前は、アブシシン酸。野菜が外敵から己を守るために用意した、とっておきの毒素なのだ。
このアブシシン酸は、発芽前の玄米に含まれる毒素である。これをそのまま摂取すると、体細胞におけるミトコンドリアのエネルギー代謝が邪魔されてしまうのだ。
簡単に言えば、アレルギー症状・免疫力低下・発がんの可能性を高める。これは自然界に存在する、何とも恐怖な毒素である。
そのため、玄米七号食では必ず発芽処理を行う必要がある。
その方法は、いたって簡単。以下の方法によって、玄米の芽を発芽させてあげればよいのだ。
- 玄米を流水で軽度に洗う(汚れを落とす程度)
- もみ殻などの不純物を取り払う
- 35度~40度のぬるま湯に6時間程度浸すか、長時間冷水に浸す
- 冷水の場合、夏場は12時間~24時間・冬場は48時間~72時間が目安
- 発芽の確認は、小さな白い芽が視認できれば良い
このように、玄米の発芽は大変メンドクサイ。そのため、最初から無農薬の発芽玄米をご購入されるのも、一つの方法である。
ただし前述の栄養素不足とは異なり、解決策があるわけだ。10日間だけのめんどくささなので、何卒頑張っていただきたい。
(問題点③)食生活の変化による体調変化
そして最も重要なのが、食生活による体調変化に関する注意点である。
これからご紹介する症状は、少なくとも数日間お付き合いする可能性が高い。お仕事をされている人などは、事前に知っておかれたほうが良いだろう。
まず玄米七号食を実践すると、以下の体調変化が訪れる。私たちは、これらの体調変化に備えなければらないのだ。
- 低血糖による頭痛・吐き気
- 低タンパクによる筋力低下
- だるさ・発熱・下痢・咳・冷え性・ニキビ等の体調不良
なんというデメリット王国。見る限り、めっちゃ不快な10日間をご想像されたと思う。
いや、パニックになる前に少しお水を飲んで落ち着こう。幸い玄米七号食では、お水は飲んでもOKなのだ。(徹底するスタイル)
実はこれらの体調変化には、二種類の原因が考えられる。 それは「食事の変化」と「体質改善の過程」によるものである。
体調変化①:頭痛・吐き気
まず(1)頭痛・吐き気は、食事の変化に由来する。これは、七号食実践前に糖質タップリな食生活を送っていた方に散見される。
まず玄米七号食にすることで、口にする糖質が低GI値の玄米だけになる。すると脳が低血糖の状態に陥り、結構な頻度で頭痛と吐き気が発生する。
この対処法は、玄米甘酒を飲むこと。それにより低血糖を克服し、頭痛・吐き気の根本原因を抑制できるのだ。
しかしまさか、対処法まで玄米で攻め込んでくるとは…。この徹底した感じ、非常にLOVEだ。
体調変化②:筋力低下
さらに次の(2)筋力低下に関しては、タンパク質不足が関連する。必要なたんぱく質が不足していることで、 筋肉が分解されてしまうのだ。
まず摂取エネルギー(今回はタンパク質)が減少すると、体は危険を察知する。結果として筋肉を分解し、必要なエネルギーを作り出そうとするのだ。
そのため玄米七号食では、1日40分間のウォーキングも推奨されている。しかし個人的には、これでは根本的なタンパク質不足は解決されないと考える。
できれば、摂取が許されている玄米をタップリと食べること。計算上は14杯食べれば、目安タンパク質を摂取できるのだ。(鬼畜)
体調変化③:各種の体調不調
次に、だるさや発熱などの(3)各種の体調不良を見てみよう。
これは玄米七号食の目的である、体質改善の過程で生まれる症状である。簡単に言うと、体が修復されて生まれ変わる過程の症状なのだ。
まずこれらの体調不調は、好転反応(瞑眩反応)と呼ばれる。漢方では、この反応失くして病気は治らないとさえ言われているのだ。
この好転反応は、体質が酸性からアルカリ性に変わる時の細胞単位の拒否反応。または、代謝による細胞修復などが原因である。
七号食でも体内の老廃物が血液排出される過程で、これら好転反応が発生する。いわば細胞のリフレッシュ、ホントの私デビュー状態なのだ。
個人的な感想は、尿が濃くなる・体がだるくなる・体臭を感じるなど。体臭に関してはギャツビーの力でごまかし、倦怠感は根性で乗り切った次第だ。
永続的ではないにしろ、結構不快な体調変化ばかりだ。細胞が生まれ変わっている!と前向きにお考えになり、なんとか乗り切って欲しい。
しかし、これらの体調不良が過度の場合。必ずお医者様のご診断を、いただくべきだろう。
食生活の急変は、思いのほか不調を招きやすい。それは玄米だけを食べるこの食事療法では、最も意識すべきポイントである。
これらの危険性をご理解いただき、安全な七号食をお試しいただきたい。体調を改善させるために、体調を崩しては元も子もない。
健康のためなら、死ねる。そんな名言を残した、筋肉芸人をふと思い出してしまった。
では最後に、10日間食べ続けるお勧め発芽玄米をご紹介しよう。この無農薬の発芽玄米こそ、私たちの体をダイレクトに構成するだろう。
おすすめ減農薬・無農薬発芽玄米
七号食で10日間食べ続ける、玄米。やはりその玄米には、安全・美味しい・低価格の要素が求められる。
では早速、これら3つの要素を満たす玄米をご紹介しよう。玄米七号食における、最適なパートナーが見つかれば幸いだ。
新潟県産 Sソート製法 残留農薬分析済み 玄米 ミルキークイーン
まずは米どころ新潟で広く愛される、最高に美味しいお米・ミルキークイーン。厳しい残留農薬分析が実施された、味・安全性共に非常に高評価を得ているこちらの製品。
『炊き立てでも非常に美味しい』『玄米の概念が変わる』多くの人々の高評価を集めるこちらのお米は、その味とコスパに人気の秘密が隠れている。
気になる残留農薬分析も、超微量1/1000程度検出したことにより【無農薬】から【残留農薬分析済み】へと変更するなど、生産者の真摯な姿勢も大変に好感が持てる。
価格:3kg 2580円(1kg当たり760円)
28年産 九州佐賀県産 特別栽培 無洗米 発芽玄米 玄氣(げんき)
次は炊飯までの行程が簡単な、無洗米タイプの発芽玄米である。無洗米玄米の中では味の評判も良く、玄米の香りも緩和されている。
食感も柔らかく、玄米の中では味のレベルも高い。白米モードで炊飯も可能であり、1.5㎏ごとの包装も有りがたい。
ただし本製品は完全無農薬ではなく、減農薬栽培であることにご注意いただきたい。ただし量も豊富で経済的なため、継続利用には優れた製品だろう。
価格:4.5㎏ 4080円(1kg当たり906円)
3日寝かせ 発芽玄米酵素ごはん(残留農薬ゼロ)冷凍タイプ
そしてお次は、炊飯の必要もない湯せんで食べられるタイプの寝かせ玄米。玄米七号食で許されている雑穀米も入り、非常に使いやすい製品である。
炊き上がりを3日間炊飯器で寝かせた、寝かせ玄米。その柔らかな味わいは、 柔らかく非常に美味しいと評判である。
使用されている玄米は、残留農薬ゼロの大分県産発芽玄米。北海道産小豆使用の無添加物・保存料なし、非常に安全で使いやすい製品だ。
玄米七号食を、できるだけ簡単に美味しく達成したい!そんな方に最適な、少しお値段の張る素敵な玄米である。
価格:15食 3680円(1kg当たり1962円)
【お勧めNo.1】しっかり芽が出た発芽玄米
3分でかなり美味しい。
もし再度七号食にチャレンジするなら、きっとこの玄米を選ぶ。それがこの、味わいと栄養を重視した『しっかり芽の出た発芽玄米の底力』である。
これは七号食実践中の友人から頂いたのだが、まずその美味しさにびっくりした。私が七号食をしていた時代とはレベルが違い、白米にかなり近い美味しさだ。
さらに高栄養なのは勿論、サ〇ウのゴハン的にレンチンするだけで簡単に作成できる。持ち運びにも最適な、職場などにも常備しやすい逸品だ。
加えて独自製法により、玄米をとことん安全に発芽させている点にも人気の秘密。ただやはりその最大の魅力は、群を抜いた美味しさではないだろうか。
価格:30食 9.072円(1食当たり302円)
玄米ってやりおるよね!
経験すると食生活が激変する、玄米七号食。食生活を見直したい方には、大変お勧めの食事療法である。
お菓子習慣を治したい、コンビニ飯を辞めたい。そんな皆様の様々な目的に、きっと玄米は頑張ってくれるだろう。
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素敵な玄米7号食生活を(*‘∀‘)!
※本記事は各サプリメント・食品の有効性を補償するものではありません。
また特定の商品・食品に対する批評を行う意図もございません。
イラストはイメージであり、本質的な構造を表現するものではありません。
何卒ご容赦ください。