手羽先を味わうなら、ガーリック黄身ソースの手羽先塩麹レモン(糖質4.5g)良きかな!
塩麹の焼けた香り、大蒜の豊潤さ。
香りはいつも、私たちの記憶にこびりつく。
そして良い香りは、良い記憶材料として想い出に残る。
高校生の時、試供品が当たったことがある、
ペットボトル程のリンスとシャンプーが当たる、何とも豪奢なキャンペーンだった。
なぜ応募したのかも覚えていない、キャンペーン。
市場調査か何かを、名目にした懸賞だった記憶がある。
あなたはどんな香りが好き?
そんなお洒落なキャッチコピー。
実際に使った使い心地や、香りの感想。
送られてきた試供品には、複数のアンケートが付いていた。
部活だけに根中していた、ゴリゴリの高校2年生。
お洒落にはかすりもしない私には、回答しづらい質問ばかりだった。
この香りを誰に伝えたいですか?
この謎の質問には絶句した。
どう回答すればいいのだ。
香りを伝えたいとは、一体どういう状況なのだ。
もしかして、真面目に考える必要はないのか。
愛犬ララキチとでも、答えておこうか。
そんなアンケートに丁寧に答え、同封された手紙で返送した。
まだ実際に使ってもいないのに、良く回答できたものだ。
そしてその日の夜。
私は実際にシャンプーを使ってみることにした。
明日も最高に熱い、夏の猛暑真っ只中。
良い香りと共に登校すれば、何かしらイベントがあるかもしれない。
そう思い、私はごしごし泡立てた。
普段使っている、父親のサクセスを脇に寄せて。
そして私は愕然とした。
そのシャンプーは、死ぬほどいい香りだったのだ。
なんだこの、バラ畑を突っ走ったような香りは。
実際に走ったことはないが、間違いなくそれ系の香りだ。
それに引き換え、なんだサクセストニックって。
シェービングクリームと同じ、メンソールの香りじゃないか。
こんなに素晴らしい香りがあるなんて。
私は人生の95%を損していたに違いない。
しかし、この製品は試供品。
いつ販売されるかもわからない、幻の商品なのだ。
これはやばい。
もっとちびちび使おう。
初回のドバっと感を反省し、私はリンスをちょびちょび使用した。
この一本で残りの高校生活を、賄わなければならない。
残りの学生生活、この香りと一緒。
心から嬉しかったのを覚えている。
しかし、そうは問屋が卸さない。
悪魔は家族に存在した。
お風呂から上がり、香りに酔いしれること数時間。
私はとんでもない光景を目にしたのだ。
お風呂場から聞こえる、母親の叫び声。
それとともに、猛ダッシュで出てくる愛犬ララキチ。
真っ白な泡に包まれた、キョトンとした愛犬。
即座に私は、彼がシャンプーから逃走したことに気が付いた。
そして部屋中に漂う、素晴らしい香り。
彼を包み込む泡は、バラの香りを発散していた。
本日ご紹介するのは、薫り高き素晴らしい逸品。
ガーリック黄身ソースの手羽先塩麹レモンだ。
良かったら、ご覧いただけるだろうか。
私、最高に簡単に説明するから。
僅か一日で半減した、シャンプーの怨念を晴らすべく。
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ガーリック黄身ソース手羽先塩麹レモンの糖質オフレシピ
まずは手羽元8本に徹底的に切れ込みを入れ、以下をすりこもう。
・塩/黒胡椒 各6ふり
・塩麹 大さじ1
・レモン汁 小さじ2
漬け込み時間は、約10分間。
のんびり塩麹の香りをお楽しみいただきたい。
そして次にマッシュルームも1パック、半分にカットしておこう。
ここにも塩胡椒を各4ふりし、こちらも準備オッケーだ。
そして次は、極悪なる黄身ソース。
以下を混ぜ合わせるだけの、シンプル工程である。
・黄身 2個
・醤油 小さじ0.2
・粉チーズ 小さじ1
・マヨネーズ 小さじ1
・ガーリックパウダー 小さじ0.3
周囲への配慮が必要な、攻撃的な大蒜臭。
デートの前日には、全力でお控えいただきたい。
そしてこれを、以下の行程で調理していこう。
①手羽元の皮面を下にして、中火で3分。
②ひっくり返してマッシュルームを投入し、ガサゴソ混ぜる。
カリカリ感を引き出すなら、さらに皮面をしっかり焼き上げていただきたい。
そしてこれに蓋をして、時々混ぜながら中火で7分。
結構しっかり目にご調理していただければ、幸いだ。
落としてしまった衝撃で割れた蓋は、ほんのご愛敬だ。
さぁ、これにて完成。
手づかみで頬張る楽しさを、世界中に伝えていただきたい。
低糖質の美味しさチェック
綺麗に入った筋繊維、これがほろほろ。
写真を撮るために顔を近づけると、それだけで逝ってしまいそうだ。
甘みを帯びた手羽先の脂身は、まさに宝石の光沢。
カラスに奪われないよう、窓は指差し確認必須である。
まずはそのまま、塩麹レモンの香りを楽しもう。
8本しかないという現実を、私は受け入れられるだろうか。
攻撃的な黄身ソースをかけ、いざ一口。
どごん!!とくる、濃厚な旨み。
サクッ!!とほぐれる、 手羽先の筋肉質。
これは抜群に旨い。
手羽先の脂身が、大蒜と最高にマッチする。
しかしこの、大蒜の香り。
思った以上に攻撃的な、凄まじい主張だ。
小学校の頃、クラスで一人はいた男子。
答えが分からなくても、とりあえず手を挙げるタイプの旨さである。
いやしかし、これは夢中になる。
手がテッカテカになるまで、ひたすらむさぼりついてしまう。
あっという間に8本平らげ、追加オーダーをしようとする。
そしてここが自宅である現実に、愕然とする。
皆様にも是非お試しいただきたい、素敵な逸品。
手羽先大好きっ子と名乗りたくなる、攻撃的なテイストだった。
ここまで読んでくれて、本当にありがとう。
これからもここで気楽に書いているので、良かったら読んでやって欲しい。
じゃ、またね!!(*´ω`)
最後に、本日ご紹介した糖質制限レシピのリンクを用意させていただいた。
リンク先では細かな写真付き工程や、調味料やタンパク質の詳細をご紹介している。
とても美味しいので、ブックマークなどでご活用いただければ嬉しい。
(※糖質量は1人分)
このレシピでご用意いただくのは、以下の通りだ。
材料(2人分)
・手羽先 8本(約400g)
・タマゴ 2個
・マッシュルーム 1パック
調味料
・醤油 小さじ0.2
・粉チーズ 小さじ1
・塩/黒胡椒 各10ふり
・塩麹 大さじ1
・レモン汁 小さじ2
・マヨネーズ 小さじ1
・ガーリックパウダー 小さじ0.3
・オリーブオイル 大さじ1
このレシピが皆様のお気に召せば、お子様も「てばだいしゅき」と呟くかもしれない。
沢山の方と糖質制限仲間になれますように。