イラスト徹底解説!MCTオイルのダイエット効果・副作用とは?
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ココナッツの持つ、中鎖脂肪酸(MCTオイル)。
完全無欠コーヒーにも使用される、この脂肪酸。高いダイエット効果が謳われているが、体内でどう働くのだろう。
最近注目されるようになった、この脂肪酸。実は40年以上の歴史のある、天然成分に由来する成分である。
本記事ではこの中鎖脂肪酸の、ダイエット効果と副作用を。詳しいイラスト付きで、最高に分かりやすくご解説します!
- 中鎖脂肪酸(MCTオイル等)の働きを、徹底して理解する
- その危険性や副作用を、分かりやすくイラストで理解する
- より健康的なダイエットを行うための、正しい活用法を学ぶ
宜しければ、ご覧いただけますでしょうか。この記事が、皆様のお役に立てれば幸いです(*‘∀‘)!
MCTオイルとは?
Medium-chain triglyceride(中鎖トリセリグリド)、通称MCT。まずこの中鎖脂肪酸とは、一体なんだろう。
ココナッツやお魚に多く含まれる、この脂肪酸。まずはその正体から、こっそりお邪魔してみよう。
- ココナッツオイルや母乳、牛乳などの天然成分に由来する脂肪酸
- エネルギー吸収が抜群に高い脂肪酸
- 高カロリー(大さじ1杯135kcal)だが、脂肪蓄積が極端に少ないオイル
- 糖質制限中との併用が効果的な、脂肪燃焼効果の高い脂肪酸
- 完全無欠コーヒーにも用いられるココナッツ由来の脂肪酸
なるほどなるほど。
イメージは「自然成分から抽出された、体に良い植物油」と言ったところだ。 そして大さじ1当たり139kcalと、どら焼き並のカロリーもお持ちである。
まずこの脂肪酸、大きく分類して以下の効果が売りの様だ。そして注目されているのは、各効果の高さが理由だろう。
どうやらこの中鎖脂肪酸を利用したダイエット。脂肪蓄積を回避する従来のダイエットとは、大きく性質が異なるようだ。
中鎖脂肪酸とは何なのか、なぜエネルギー効率が良いのか。ではどんどん、この脂肪酸について掘り下げてみよう。
中鎖脂肪酸(MCTオイル等)の特徴とダイエット効果
ではまず、中鎖脂肪酸に期待されるダイエット効果を見てみよう。
MCTオイルなどでも謳われる、これらの効果。まずは全体を確認し、その後に各効果の根拠を細かく探ろう。
- 体内を脂肪燃焼しやすい環境に整える
- ケトン体の大量生成を促進し、糖質制限の効率を上げる
- 空腹感を減少させ、長時間の運動がしやすくなる
- 食事制限による筋肉減少を予防し、理想のスタイルを維持する
ふむふむ。
思わずAmazonにログインしてしまう、魅力的な効果ばかり。それぞれがダイエット効果に繋がる、主力効果ばかりではないか。
では各効能の根拠を、徹底的に調べてみよう。それぞれの効果は、何をその根拠としているのか。
(1) 体内を脂肪燃焼しやすい環境に整える
まず、「(1)体内を脂肪燃焼しやすい環境に整える」から見てみよう。これは他のダイエットサプリのように、脂肪を溶かす類の働きではない。
〇〇成分が脂肪を分解し…的な、直接的な効果はない。「結果として脂肪が燃焼せざるを得ない環境」を作り上げるのだ。
ではまずは、中鎖脂肪酸の特徴について見てみよう。ココナッツに豊富に含まれるこの脂肪酸は、どんな特徴を持つのだろう。
そして中鎖脂肪酸のことを良く知るために。まずは脂肪酸について、ご説明させていただきたい。
まず脂肪酸とは、細胞膜やホルモン生成など、身体構成に欠かせない物質。これには種類があり、その長さによって「短鎖・中鎖・長鎖」の三種類に分類される。
そして今回の主役の中鎖脂肪酸は、以下の素敵な特徴を持っている。
- エネルギーとして抜群に吸収されやすい(長鎖脂肪酸の約5倍)
- 水になじみやすく、消化吸収が良い(最大10時間で消費)
- 脂肪分解によるケトン体生成能力が高い(長鎖脂肪酸の約10倍)
- 記憶力低下の抑制(研究段階)
- アルツハイマー病へのエネルギー供給による改善(研究段階)
ご覧の様に、中鎖脂肪酸には様々な特徴がある。そしてその最大の特徴は、抜群の吸収力とケトン体生成である。
ではまず、最大の特徴である抜群の吸収力から見てみよう。それには、中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸の特徴を比較すると分かりやすい。
長鎖脂肪酸の特徴
まずサラダ油を代表とする長鎖脂肪酸は、吸収されると体内をグダグダ進む。静脈やリンパ管を通り、脂肪・筋肉・肝臓に運ばれ、一回吸収・貯蔵される。
そして肝臓にストックされた長鎖脂肪酸は、使用優先度の高いストック(グリコーゲン:別名ブドウ糖)が減少した時に初めて、エネルギーとして分解される。僕が僕が!と、積極的に消費される脂肪酸ではないのだ。
つまり、エネルギーとして分解されるにも時間がかかる。吸収されるのも時間がかかる。
吸収されてもエネルギーとして代謝されにくく、体脂肪として体内に留まる。おなかの脂肪を減らしたい!とお考えの方には、何ともイライラする展開だ。
一旦蓄積される。その点が、ダイエットにおける長鎖脂肪酸の最大の弱点だろう。
中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸の差
その点、中鎖脂肪酸はどうだろう。
彼は早い。
小腸に吸収された中鎖脂肪酸は門脈を通り、ダイレクトに肝臓に行く。そして即エネルギーとして吸収され、ビシバシ活躍するのだ。
細かく言えば、L-カルニチンという成分がなくてもミトコンドリア膜を通過できる。さらに長鎖脂肪酸と異なり、リンパ管を経由せず血管から肝臓に流れるのだ。
もちろん長鎖脂肪酸とは違い、即活躍するため脂肪にもなりづらい。ブドウ糖より優先的に吸収され、あっという間にエネルギーとして吸収される。
そしてその分解速度(エネルギーとして使われる速度)は、非常に早い。
服用後3時間後を最大として、約10時間以内にはほぼ全て分解されてしまう。肝臓のリパーゼによって、脂肪酸とグリセリンに完全分解されるのだ。
そしてこの中鎖脂肪酸の吸収効率の良さは、医療の現場でも注目されている。なんと40年も前から、PEM(低栄養状態)によって栄養を効率的に取れない高齢者の方にも与えられ、その働きは極めて重要だと考えられている。
参照論文
- 食事中のトリアシルグリセロールの、健康な男女性の体脂肪の蓄積抑制
- (実験内容)長鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸の体重減少比較実験
すごいぞMCT。
おばあちゃんっ子の私としては、最高に鼻が高い。ただ疑問点もあり、これが脂肪燃焼効果にどう繋がるのだろう?
ここまでの話では「中鎖脂肪酸は速攻エネルギーになる」というだけだ。既にある脂肪を燃焼させる効果は、どこにあるのだろう。
実はこの点は、中鎖脂肪酸の特徴である「ケトン体の生成」に繋がってくる。この成分こそ糖質制限のカギとなる、本記事の準主役である。
ケトン体とは?
ケトン体?RPGのボスみたいな名前だ。
ケトン体とは、肝臓から作られるエネルギー物質の総称だ。具体的には、アセト酢酸・βーヒドロキシ酪酸・アセトンの総称である。
これは体内のブドウ糖が減少した時、脂肪から生成される物質である。脂肪から生成、つまりこのエネルギー物質は脂肪分解から作られるのだ。
参照論文
- 中鎖脂肪酸源としての食用ココナッツオイルの雄ブロイラーにおける体重、屠体組成および血清脂質に及ぼす影響
やった!!これぞ脂肪燃焼に直結する、具体的な働きだ。
では、その体内での働きを見てみよう。
ケトン体の体内での働き
まず私たちの体は、本来ブドウ糖を主力エネルギーとして動いている。それは脳・心臓・筋肉、あらゆる場所で使用されている。
そのブドウ糖が減少した時、第二エンジンとして脂肪が分解され始める。その脂肪分解で排出されるのがケトン体であり、体の隅々に運ばれ、ブドウ糖と同じように働いてくれるのだ。
また糖質制限で危険視される、ブドウ糖の減少による脳の活動低下問題。この問題でも、ケトン体はブドウ糖の代わりに脳の栄養分として働く。
絶食時のケトン体の脳活動における利用率は、全体の60%。また老化進行時の脳機能低下にも、ケトン体は有効と考えられている。
…ん?ちょっと待てよ。
つまり、第二エンジンの脂肪が燃焼されるには…。第一エンジンの体内ブドウ糖が減少しないと、脂肪は分解されないのか?
結局、ブドウ糖の原材料になる炭水化物を減らさないと、脂肪は燃焼されない?ちぇっ、モスバーガーもりもり食べたかったのに。
いや、そうではない。実はその点に関しても、中鎖脂肪酸は優秀なのだ。
MCTによる脂肪燃焼モードへの切り替え
本来、確かに体内にブドウ糖が沢山ある状態では、脂肪は分解されづらい。そのためケトン体を出す有効な方法として、糖質制限などが選ばれているのだ。
糖質制限では、ブドウ糖の摂取量自体を抑える。そうすることにより、脂肪が燃焼される順番を早める目的があるのだ。
しかし中鎖脂肪酸の優秀な点は、それだけではない。実は中鎖脂肪酸を摂取した場合、体のモードが変わりやすい。
それは脂肪を優先的に使うモードである。
前述のように普段の生活では、ブドウ糖が優先的に使用される。それは体の中にある主要なエネルギー源を、最初に使おうとするためである。
そのため脂肪の分解が後回しにされ、なかなか脂肪は減らない。これがブドウ糖を優先的に使うモードである。
そして炭水化物を食べ過ぎた場合など、体内にブドウ糖が過剰にある場合。すい臓ランゲルハンス島よりインスリンが排出され、ブドウ糖を脂肪合成する。
これこそが、炭水化物が脂肪に合成される一般的な行程である。
そのため糖質制限では、この炭水化物(ブドウ糖の材料)を極力減らす。炭水化物の脂肪合成を抑制すると同時に、第二エンジンである脂肪燃焼を狙うのだ。
では中鎖脂肪酸を摂取すると、いったいどうなるのか。
その場合、体はまず「脂肪を優先的に使うモード」からスタートしやすい。体内に吸収した、抜群にエネルギー効率の高い中鎖脂肪酸から使用しやすくなるのだ。
そして体内の中鎖脂肪酸を、全て使い切ったら?その場合、続けて脂肪分解する可能性が高いのだ。
参照論文
- (論文①)ケトジェニック食餌でのラットの食物脂肪、ケトーシス、および発作耐性に関する実験
- (実験内容①)ラード・バター・中鎖トリグリセリド・亜麻仁油等の脂肪の混合物のラットへの投与実験
- (論文②)中鎖トリグリセリド添加乳を給与した子牛の血漿ケトン体濃度
- (実験内容②)子牛のエネルギー摂取を高めるために中鎖脂肪酸が添加された乳を与え, 血漿ケトン体濃度を図る実験
本来、エネルギー吸収の優先順位は ブドウ糖分解>脂肪分解である。しかし中鎖脂肪酸からエネルギー消費を始めた場合、この順位が逆転する。
体内にある程度ブドウ糖が残っている状態でも、体は脂肪から優先的に分解する。これにより体内に蓄積した脂肪が、バシバシ燃焼され始めるのだ。
ただ、ここで少し補足したい。ある程度ブドウ糖が残っている状態と申し上げた点である。
実は、中鎖脂肪酸も完璧ではない。体内に無茶苦茶ブドウ糖が残っていると、やはり体も気づいてしまう。お、ブドウ糖めっちゃあるじゃん?と。
そしていつものように、ブドウ糖を優先して分解し始めるのだ。この場合、MCTオイル等による脂肪分解が開始されづらい。
そのためやはり、中鎖脂肪酸は糖質制限とのコンボが効果的とされている。体内のブドウ糖がある程度少ない方が、より脂肪分解が優先されやすいのだ。
シリコンバレー式の中でも著者は「糖質を抑えめに摂取する」と表現している。それは脂肪燃焼効果を、最大限に発揮させるためなのだ。
なるほど×2。
これぞセイゲニスト達が中鎖脂肪酸を含むオイルを利用する、最大の理由だ。つまり(2)糖質制限の効率を上げるに繋がる点なのだ。
空腹感を減少させ、長時間の運動がしやすくなる
そして実は、ブドウ糖より脂肪分解が優先されるメリットはこれだけではない。さらに以下の嬉しい効果も、おまけで付いてくるのだ。
- 体内にブドウ糖が温存され、満腹感が継続される
- 体内にブドウ糖が温存され、長期間の運動でも疲れにくい
これが前述の(3)空腹感を減少させ、長時間の運動がしやすくなる効果だ。この二つの効果のうち、特に1.はダイエットには重要な要素である。
まず脂肪分解が優先されることで、体内にはブドウ糖が残っている状態だ。すると脳は「まだ食事が残っているぞ!」と信号を出すため、満腹感が継続する。
朝に中鎖脂肪酸を含むオイルを入れたコーヒー(後述する完全無欠コーヒーなど)を飲むと、それだけでお昼ごろまで満腹感が継続する。シリコンバレー式ダイエットにおいても、著者は同様の感想を述べている。
これは私自身も体感する、驚くべき持続力である。食事代や時間の節約にもなり、朝の生活が一気に快適になるだろう。
また運動においても、長時間のパフォーマンスもグッと増加する。長期の有酸素運動がしやすくなり、脂肪燃焼効率も改善するだろう。
食事制限による筋力減少を緩和し、スタイル維持に貢献する
さぁガンガン行こう。
ラストは、(4) 食事制限による筋力減少防止効果だ。この効果は食事制限ダイエットと比較しながら、ご説明しよう。
ダイエット方法として多く選択される、食事制限。この方法には、まず以下の危険な問題点がある。
- エネルギー(ブドウ糖)を使い切り、体が使えるエネルギーを探す
- 肝臓や筋肉に蓄えられている糖質を使い始める
- それすらなくなると、次に筋肉を分解してエネルギーとして使い始める
- 結果として作り上げたスタイルが崩れ、代謝もわずかに減少する
- 糖も不足しているため、わずかな糖も脂肪として蓄積しようとする
おおこわっ。悪循環大王とは、まさにこのこと。(ガクブル)
つまりダイエットのつもりが筋肉がなくなり、代謝も落ち、脂肪の付きやすい体になり、リバウンド王への道が開けてしまう。せっかく筋トレで作り上げた筋肉も失われ、スタイルも崩れてしまうのだ。
確かに筋肉が1kg減少しても、基礎代謝は計算上、13kcalしか減らない。これは皆様がご想像されているより、わずかな変化かも知れない。
つまり、筋肉減少によって直接的に太りやすくなることは少ない。ただ、糖が過度に不足している状態自体が問題なのだ。
そしてこれは、過度な糖質制限ダイエットにも当てはまる。本来必要な糖質を過度にカットすると、身体へ容赦なく負担がかかる。
さらに脂肪もない状態になれば、ケトン体すら生まれない。完全に体が飢餓状態になり、最悪の場合は命を落とす危険もある。
何事もやりすぎは良くない、という点。これは、ダイエットにおける食事制限にも共通だろう。
お話を戻させていただこう。
つまり過度の食事制限では、エネルギー不足による筋肉分解が問題になる。これは健康的なダイエットにおける、最大の敵である。
その点、中鎖脂肪酸による脂肪分解はどうだろう。
その場合の分解優先順位は①脂肪分解 ②糖質分解 ③筋肉分解。脂肪が優先的に分解され、糖質不足による筋肉分解の恐れが低いのだ。
つまり筋肉の分解を、かなり後回しにしやすくなる。作り上げた筋肉を落とさず、狙っている脂肪燃焼を先に行いやすくなる。
スタイルを維持しつつ、不要な脂肪を燃焼しやすくする。適度に糖質を取りつつ、ボディメイクに励むことができるのだ。
このようにココナッツの中鎖脂肪酸には、具体的な目的がある。その一つ一つが、高いダイエット効果に繋がっているではないか。
ただし。
やはり本製品にも、大きな注意点がある。中鎖脂肪酸を含む製品には、見逃せない危険性も含まれているのだ。
これから継続利用をご検討なら、是非ご覧いただきたい。時には命にかかわる、重篤な問題になりかねないのだ。
MCTオイルの副作用と対策
実はこの中鎖脂肪酸を大量に摂取することには。その効果とは裏腹に、使用上の副作用が存在する。
ただしこれらの問題は、使用法を守れば回避できる。ここではその副作用の原因と対策をご説明しよう。
- 下痢・胃のむかつき・腹痛(胃腸が弱い方)
- 低純度よるアレルギー反応
- 嘔吐、嘔吐感、めまい、眠気
- 一型糖尿病患者、血糖値が高い人の服用によるケトアシドーシス
では、これらの危険性を一つづつ見てみよう。
(1) 下痢・胃のむかつき・腹痛(胃腸が弱い方)
これはこの製品が、ココナッツ由来の植物油であることによる問題点だ。そのためやはり、胃腸の弱い方には合わない場合が多いのだ。
そのため多くの方は摂取量を減らす・摂取タイミングを探るなど工夫されている。中にはいくら減らしても体質に合わず、使用を中止する方も少なくない。
対策として、まず最初は少量の製品をご購入されてはいかがだろうか。
(2) 低純度によるアレルギー反応
次に中鎖脂肪酸を含む製品の純度の問題がある。安価で質の悪い製品の場合、不純物として他成分を含有する製品が多い。
そしてその不純物と中鎖脂肪酸による、アレルギー反応の可能性がある。そのため中鎖脂肪酸純度の高い製品を使用し、この問題を回避するべきだ。
(3) 嘔吐・嘔吐感・めまい・眠気
そして一番怖いのが、これらの症状である。これは胃腸の弱さによる拒絶反応と、ケトアシドーシスによる場合がある。
血中にケトン体が急増し、エネルギーとして使用されずに蓄積する現象。つまり、脂肪分解で生成されたケトン体の在庫が大量にある状態。
体内が高血糖の状態になり、意識障害などを引き起こす場合がある。肝臓が糖を排出しようと尿量が瞬間的に増え、結果として脱水症状も引き起こされ、さらに高血糖も悪化するケースも見られる。
インスリン不足が懸念される糖尿病性ケトアシドーシスの場合、脂肪代謝が過度に促進され、高血糖だけでなく意識障害・昏睡・ショック症状を合併する場合もある。
このように、全く笑えない事態も危惧される。特にこのケトアシドーシスは、過度のダイエットをしがちな方に多く見られる。
この原因には、過度の糖質制限と中鎖脂肪酸の過剰摂取も 含まれる。後述の容量・摂取回数を守る、スーパー糖質制限中は控えるといった、使用上の配慮が必要だ。
「胃腸に合ってなかったんだな?」程度で捉えると、非常に危険。上記の症状が頻発するようならば使用を中止し、医師にかかるべきだろう。
これらの見極めづらい症状こそ、最も怖い部分ではないだろうか。
(4) 一型糖尿病患者、血糖値が高い人の服用
また一型糖尿病患者・血糖値が既に高い方の、中鎖脂肪酸の服用。この方々の服用にもまた、前述のケトアシドーシスが危惧される。
確かに健常者の方による中鎖脂肪酸の摂取では、ケトン体の上昇値はケトアシドーシスを引き起こすものではないとされている。しかし医者から他の処方を受けている場合、必ず事前に確認するべきだろう。
このように、中鎖脂肪酸には数多くの症状と注意点がある。そして副作用を、体に合っていないだけと決めつけないことが重要だ。
飲む前と飲み終わりの体調変化を、細かく分析する。ご面倒かもしれないが、皆様の健康が一番大切なのだ。
ではこれらを踏まえ、私たちはどう使っていけばよいのだろう。次に、中鎖脂肪酸の摂取方法と目安量を見てみよう。
~ 大変お勧めなダイエット記事:亜麻仁油とは? ~
MCTオイルの摂取方法と目安量
中鎖脂肪酸(MCT)よ。
私はもう完全に、中鎖脂肪酸大好きっ子になってしまった。次回のラジオへのお便りは、このラジオネームで送るとしよう。
ぐいぐい飲んでいいのなら、もういっちゃう気満々。しかし中鎖脂肪酸には、より効果的な飲み方があるのだ。
それは以下の通りである。
- 加熱すると低温で煙が出てしまうので、炒め物には使わない
- 味がほとんどないので、そのまま食品にかける
- 一日当たりの摂取目安量は、約30ml(小さじ2杯強)
まず中鎖脂肪酸は、150度以上で炒めると煙が上がってしまう。そのためサラダのドレッシングや、調理済みのご飯にかけるとよいだろう。
またココナッツ由来のため、ココナッツの味を想像しされるかもしれない。しかし実際には、無味・無臭である。
その味を「亜麻仁油」と表現する人もいれば「薄い卵黄」と言う人もいる。個人的には、サラサラした無味のただの油だ。
気にならない人は、納豆にもかけちゃったりする。そのぬめりがダメな方は、コーヒーに入れることも多い。
そうだ!!ではついでに…。シリコンバレー式の完全無欠コーヒーをご紹介しよう。
完全無欠コーヒーの作り方
完全無欠コーヒー。
それはシリコンバレー式の著者が朝に飲む、中鎖脂肪酸入りのコーヒーである。ダイエット効果と満腹感の高さから、完全無欠と名付けられたのだ。
その作り方は、超簡単。ぜひお試しいただきたいレシピである。
- コーヒーをいつも通り入れる
- 無塩バター※と中鎖脂肪酸を大さじ1づつ入れる
- ブレンダーでかき混ぜる(根性があればスプーンでも可能)
ご覧のように、難しいことはナッシング。
中鎖脂肪酸と無塩バターをコーヒーに入れ、混ぜて飲むだけ。一度飲むと、その満腹感となかなかイケる味に病みつき必須である。
まさに完全無欠。2016年前半、個人的にどハマりしていたレシピだ。(※今は無糖の板チョコに浮気中。)→2017年4月、無事復縁しました。→2018年4月、再離婚
そして毎日飲むものだから、バターも安全なものをお選びいただきたい。その場合には、より高品質なグラスフェッドバターを併用すると最強だ。
では、最後の問題にとりかかろう。この中鎖脂肪酸を含むココナッツオイルには、どんな種類があるのだろう。
おすすめMCTオイル
高品質・コスパ・安全性。
最後にこの中鎖脂肪酸と関連のある、おすすめのココナッツオイルをご紹介しよう。継続しやすい値段と安全性を考慮した、人気の高い製品ばかりだ。
Bulletproof Brain Octane Oil オクタンオイル ココナッツ
まずはこのオクタンオイル ココナッツからご紹介しよう。これはシリコンバレー式最強ダイエットの著者が愛用する製品である。
価格は少し割高だが、国内の製品よりは安価に手に入れられる。この製品の特長は、以下の通りだ。
【特徴】
- 細胞レベルでのエネルギー代謝をサポート
- ココナッツオイルの18倍強力なカプリル酸
- 油自体は無臭で無臭
- ココナッツオイルとパーム核の高濃度バージョンから生成
【含有成分】
- ココナッツ、パーム核から製造された8炭素の中鎖トリグリセリド※中鎖脂肪酸
【平均価格】
- ¥2.370円(送料抜き)
【使用者の感想】
- さらさらしていて飲みやすい
- 海外からの購入だったが、配送も早かった(AMAZON)
- 体がさっぱりする感覚がある
- 非常に使いやすく、味も美味しい
※販売元より抜粋参照
海外製品のためレビューが少ないのが難点だが、非常に高評価を集めている。シリコンバレー式が販売された当初は、品薄状態が出たほどである。
高品質で使用しやすいサラサラ・無味無臭のため、継続しやすいのも特徴。本格的な中鎖脂肪酸をお求めなら、選択肢から外せない商品である。
仙台勝山館 中鎖脂肪酸
次に国内で最も人気を集める、仙台勝山館のオイルである。仙台勝山館が発売するこの製品は、アマゾンでも常に上位の人気を誇る。
レビューも非常に高く、値段の安さも海外輸入製品に負けていない。この製品の特長は、以下の通りだ。
【特徴】
- 希少なココナッツ由来100%の中鎖脂肪酸油を特注で生産
【平均価格】
- ¥2.160円(360ml)
【使用者の感想】
- ほのかに甘いココナッツの香りがする
- 仙台の老舗メーカのため、安心感がある
- この会社は他の製品も添加物無添加、化学調味料なしなので安心できる
- 無味無臭のためココナッツオイルより遥かに使いやすい
- 期待していた満腹感は、あまり感じない
- 液ダレが非常に不快
- すぐエネルギーになるのを実感する
※販売元より抜粋参照
老舗メーカーという点もあり、製品の安全性に対する評価が高い。同時に無味・無臭で非常に使いやすい、という意見も多くみられる。
またその具体的な効果を実感する声も多い。安全性だけではなく、製品自体の効果が期待できる。
ただ本製品、すこし容量が減ったというガッデムな点がある。人気があるからこそ、思い切った値上げに踏み切ったのだろう。
Now Foods, Sports, MCTオイル ソフトジェル
最後は、海外で人気のソフトジェルタイプだ。
本製品はジェルカプセルタイプのため、非常に使用しやすく抵抗感も少ない。お料理にかける必要もなく、高品質な中鎖脂肪酸を格安で摂取できる点が人気だ。
本製品の特徴は、以下の通りだ。
【特徴】
- GMP品質保証※製造管理及び品質管理
- 健康な体重および身体組成を促進
【平均価格】
- ¥1.253円 (150錠 約10日分)
【使用者の感想】
- ジェルタイプで非常に飲みやすい
- コストパフォーマンスが最高。継続しやすい
- 広告通り。ただそれだけ
- 持ち運びやすいので、忘れることが少ない
- 空腹感が和らいだ。結構使える
※販売元より抜粋参照
軟便になり過ぎる報告も少なく、摂取しやすい点が高評価を集めている。低評価もほとんど見当たらず、コスパの点でも非常に優れている。
またパパッと摂取できる利便性は、最高に役に立つ。中鎖脂肪酸の入門編としては、一つの選択肢に入るだろう。
あぁ…。なんて素敵な中鎖脂肪酸(MCT)。
始めるきっかけになったシリコンバレー式の著者にも、多大に感謝したい。本当に有難う。
ここまでご覧いただき、本当にありがとう(*‘∀‘)!
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※本記事は特定のサプリメントの成分の有効性を説明・補償するものではありません。
また特定のサプリメントに対する批評を行う意図もございません。
イラストはイメージであり、本質的な構造を表現するものではありません。
何卒ご容赦ください。