イラスト徹底解説!最高に分かり易い肌断食の仕組みと効果とは?
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何が正解だろう。
オイルクレンジングはNG、乳液はご法度、少しは紫外線を浴びた方が良い…。あらゆる情報が交錯しすぎ、頭とお肌が割れそうだ。
星の数ほどあるスキンケアにおいて、この種の議論は尽きることがない。それは化粧品販売や美容コンサルティングなど、様々な裏事情があるのだろう。
そしてそのスキンケア業界で、少し前に旋風を巻き起こした肌断食。恐らく最も議論がぶつかる、スキンケア手法の一つではないだろうか。
本日ご紹介する、最高に分かり易い肌断食の仕組みと効果を。その分かり易いロジックを、イラスト付きで詳しくご紹介させていただきたい。
- 肌断食の仕組み・やり方・効果が、イラスト付きで詳しく分かる
- 賛否両論分かれる肌断食の、実際のところが良く分かる
- 皆様のお肌に、新しい選択肢がキラリと光る
宜しければ、ご覧いただけますでしょうか!この記事が、皆様のスキンケアのお役に立てれば幸いです(*‘∀‘)!
肌断食の理屈とお勧めの方
肌は排出器官です。
これは既に多くの方が耳にされただろう、肌断食の理屈の一つ。数多くの専門家が口を揃えるそのロジックとは、一体どんなものだろう。
まるで第一次お肌戦争のような、激しい激論が繰り広げられるお肌断食。その内容をご紹介する前に、一つ大切な前提をお伝えしたい。
それは私が肌断食に対して、超中立だということ。こっちが絶対良いよ(*‘∀‘)!などと明言しない、ずる賢い立ち位置を保守させていただきたいという点である。
決して皆様のスキンケアを否定する記事ではなく、あくまで高い効果が期待できる一つの手法をご紹介させていただくだけ。肌断食最強じゃあ( ゚Д゚)!と荒ぶることを目的としない、便利な情報記事だとご理解いただければ幸いだ。
お話を戻そう。肌断食とは、一体なんだろう。
これはずばり、スキンケアの一切を絶つというスキンケア法。『頭痛が痛い』みたいな表現で申し訳ないが、お肌トラブルを抑える究極の手法と言われる。
シンプルに、洗顔以外のスキンケアを一切経つ。中には夜だけスキンケアを経ち、昼間は通常通りスキンケアを行う美容断食と言われる手法も存在する。
その圧倒的な美容効果から、数々の美容家様も推奨するこの手法。またこちらの肌断食が推奨される方とは、ずばり以下のお悩みを持つ方々だ。
- 高価な基礎化粧品をガンガン使っても、肌質が一向に改善しない方
- サプリ・専門洗顔等を使っても、まったくニキビが改善しない方
- それどころか逆にニキビが増え、祟りではないかと疑っている方
- スキンケアに時間と費用を掛けられない方
なるほど、なるほど。
個人的に申し上げるならば、2と3が私に該当する内容である。二十代中盤、いかなる有名な対策をしてもニキビがコンニチワした暗黒時代があったのだ。
ずばり本日ご紹介する肌断食ならば、これらの問題を根本的に解決できるよと。原因不明な肌荒れにも、やっぱり原因があったんだねという内容である。
では早速、肌断食の真実に突進しよう。もしかしたら先日買ったビー〇レンも、友人宅に送付されるかもしれない。
肌断食の目的と効果
何のために?
せっかく肌を保湿してくれるスキンケアと、なぜお別れするのか。彼らがいなければ、私のお肌は砂漠化待ったなしだ。
まず肌断食の目的とは、以下の通り。これらそれぞれが大きな意味を持ち、私達の肌を蘇らせてくれる要素だということだ。
- 基礎化粧品を凌ぐ、保湿力の再生
- 想像より強固な、肌バリアの再生
- 肌トラブルを防ぐ、異物反応の低下
- 肌が生まれ変わる、老廃物の排出
なんとも私達の心をくすぐる、これらのスキンケア効果。食事における断食と同じく、お肌の腹ペコには様々な効果があるようだ。
では早速、これらの目的を一つづつ見てみよう。皆様のお悩みを解決する、ピッタリな要素が見つかれば幸いだ。
肌断食の目的➀ 圧倒的な保湿力の再生
凄そう…( ・ω・)
初めてその内容を耳にした時、どこか他人事のように感じてしまった。なぜなら保湿力が蘇るよ(*‘∀‘)!と言われても、化粧水や乳液で代用できそうだから。
いやむしろ高級な基礎化粧水を使った方が、よりプリップリになるのではないだろうか。だって芸能人様の多くは、高い化粧水とか使ってるでしょ?
そう思っていた私の思想は、複数の文献に打ち砕かれた。どうやらお肌本来の保水力は、人工的に作られた保水成分とは別格らしい。
その保湿力ポテンシャルとは、市販基礎化粧品の約100倍。その数値には文献により変動はあるが、どうやら人工保水技術はお肌が生まれながらに持つ保湿機構に遠く及ばないらしい。
まず私達の肌は、大きく分けて表皮・真皮・皮下組織の三層に分類される。さらにお肌の美しさであるキメに関わるのは、その中でも表皮と真皮だ。
そして乳液や化粧水などの多くの基礎化粧品は、この表皮の保湿・保護を売りとする。中には真皮まで浸透するよ!という商品も見られるが、実際にはかなり難しい技術らしい。
ただし。
肌断食の発想では、この基礎化粧品による保湿と保護が、お肌本来の機能を妨げる。もっと端的に言えば、お肌自体が全く保湿しなくなるということである。
つまり『保湿してくれるんなら、僕ら働かなくていいでしょ?』とお肌がすねている状態。これは俗にいう保湿依存の状態であり、お肌が基礎化粧水の保湿力に頼りっきりになっているというのだ。
しかし前述の通り、お肌が本来持つ保湿力は基礎化粧品の数十倍。いかに高級な化粧水であっても、現行の技術では自家保湿因子※を上回ることは不可能とされる。(※肌本来の保湿機能)
そのため肌断食では、この外部の保湿力に依存する状態をやめるべきだとされる。そうすれば本来お肌が持つ高い保湿因子が、再度働き始めると考えられているのだ。
でもしかし。
ここで肌断食における、最大の問題点が浮上する。それは基礎化粧品を辞めることにより、お肌が何からも守られない無防備な期間が生まれること。
つまり、激乾燥だ。これこそが肌断食実践者様をほぼ例外なく襲う、最も耐えがたい現象である。
そしてさらに、この乾燥がいつまで続くのかが不透明な点も肌断食が浸透しにくい理由の一つ。このダウンタイム(施術・治療から回復までの期間)は平均2~3週間との見解が多く、その期間を物理的に耐えられないとの声が散見される。
物理的に耐えられないとは、ずばり社会人としての生活スタイル。いきなりお化粧や基礎化粧品をやめるなど、職場にすっぴんで向かうのとほぼ同義だから。
その上2~3週間、いや場合によりそれ以上かかるなら、直近のデメリットが肌断食のメリットを余裕で上回る。さらに外部保湿への依存度が大きかったなら、その分ダウンタイム(お肌が本来の保湿力を取り戻すまで)にも時間がかかると考えられる。
肌断食による激乾燥の回避方法
ではやはり私達は、これからもSK-〇に頼らなければならないのか。もはや切っても切れぬ、魔のお肌契約を結んでしまったというのだろうか。
いやこれに関しては、複数の回答が存在する。具体的には、以下の通りだ。
- 夜だけスキンケアを辞める、美容断食を行う
- スキンケアを次第に減らす、プチ肌断食を行う
- 食事・サプリメント・漢方による内部ケアを並行する
肌断食をオリジナルのまま実行すれば、社会的な制約がキツ過ぎる。もしそうお考えなら、これら上記の対策が効果的だ。
その共通点は、無理しない程度に肌断食を行うこと。1の美容断食は『夜だけの時間制限』を設け、2のプチ肌断食は『スキンケアの量を減らす』ことを目的とする。
さらに加えて3の内部ケアを並行し、肌自体がパーフェクトな保湿力を取り戻すサポートを行う。つまりダウンタイムの弊害を最小減に留め、可能な限り外部依存を減らすテクニックである。
つまりここまでを一度まとめると、以下の通り。簡単に言えば、結構簡単なロジックだ。
基礎化粧品より、お肌が本来持つ保湿成分の方が遥かに高いよね。でも外部化粧品にずっと頼っていた場合はお肌が保湿を忘れてるから、思い出させるにも時間がかかるよね。その戻るまでの時間が、めっちゃキッツイんだよなぁ…( ˘•ω•˘ )
と、こんな感じ。
またこのサプリ・漢方等による内部ケアに関しては、複数の文献でビタミンCや腸内環境の重要性・睡眠の質改善が注目されている。こちらに関してもお勧め記事を献上させていただくので、ご一読いただければ幸いだ。
~ 超お勧めビタミンC・腸内環境改善特集! ~
そしてこれにて、肌断食が持つ効果と側面の1つ目をご説明させていただいた。たった1個でこれほど細かいとは、肌断食の深さに怯えるばかりだ。
ではどんどん、肌断食の深部に潜り込もう。メイドインアビスに迷い込んだような、程良い緊張感が最高じゃないか。
肌断食の目的⓶ 肌バリアの再生
そして肌断食の目的の二つ目は、ずばり肌の保護機能。つまり肌バリアの再生により、紫外線や外部刺激からお肌を守ろうぜ!というプロジェクトである。
肌バリア…( ˘•ω•˘ )?
そんなの標準装備されてないよ?
バイキンマンの光線でも防ぎそうな名前の、この肌バリアとは。これは角質薄い族である我々日本人の肌ケアには、必須の防護壁だ。
まずここで、少し遠回りさせて頂きたい。一般的な美しいお肌とは、一体どんなお肌なのだろう。
その特徴とはズバリ、透明感と細かく整ったキメを持つ肌質。ここでいうキメとは、肌の表面に存在する、細かな網目状の溝のことである。
近くで見ると意外にも、凹凸がある方がキメが細かいとされる。そしてそれは近くで見ても、美しく整然と並ぶ性質を持つ。
そしてきめが整っていないお肌は、接近してみると一見ツルツルだ。しかし遠目で見るに従って、保水力が不足した弛んだお肌として表れる。
つまり私達が目指すのは、左の『近くで見ると凹凸がある、キメ細やかなお肌』。そして肌断食の2つ目の目的である肌バリア再生は、このキメを取り戻すための必須アイテムだ。
そしてこの肌バリア☆きめ問題に関しては、結論から申し上げたい。肌断食を試みた2回の美容臨床では、➀ほぼ全員⓶100%全員の肌のきめが細かくなっている。
その理由とは、ズバリ以下の通り。肌断食により外部スキンケアの頻度が減り、結果的にお肌には様々な好影響があったと考えられる。
- 保湿剤による肌の蓋が無くなり、肌の排出機能が戻った
- オイル系保湿ケアによる、オイル焼けがない
- 強制ピーリングによる、角質の総剥がれがない
- 界面活性剤による、細胞間脂質の溶解がない
賛否がぱっかり真っ二つに分かれそうな、これらの現象。反論意見にガクブル震えながら、各美容臨床のロジックをお話させていただこう。
まず➀の保湿剤に関しては、細かくご説明すると年が明けてしまう。そのため簡単に言えば、ずばり市販の保湿剤には以下の問題点が危惧されている。
界面活性剤・防腐入りのものが多い
まず良く耳にされるだろう、多くの化粧品に使用されている界面活性剤と防腐剤に関する問題。これは単純に肌に少なからず刺激を与え、同時にお肌の油膜(バリアの一つ)を取り払うと危惧される。
もちろん界面活性剤全てが悪いとされるべきではなく、例え無添加石けんであっても少なからずこの成分は使用されている。なぜなら水と油といった、本来馴染まない物質を溶かし合うために必要な成分であるためだ。
ただ比較的安価な界面活性剤である『ラウリル硫酸Na』『ラウリス硫酸Na』は、非常に強い洗浄力を持つ。さらに界面活性剤だけでなく、その他にもお肌に直接的に影響を与える物質が存在する。
その一例が『ホルムアルデヒド』『鉱油(ワセリン)』『香料(多義的に)』『ブチルヒドロキシアニソール(酸化防止剤)』『ポリエチレングリコール』など。これらは化粧水を例にみた非推奨成分だが、お肌に直接影響を与えやすい成分たちである。
もちろんこれらの多くは、含有成分として認可が下りている成分たち。そのため悪者だぁ(;´・ω・)!と否定しているのではなく、その使用バランスが重要とされる。
ただ結構ハッキリ言っちゃう肌断食では、これらの成分をマジで不要としている。ホントいらんことしいだよね( ˘•ω•˘ )?と、ケンカまでふっかけちゃう始末である。
何故ならこれらは、ざっくり申し上げると本来お肌が持つ表皮上の保護機能を取り払う。そしてお肌自体に刺激を与えると同時に、お肌から水分を奪い去る元凶となり得るのだ。
そしてその表皮上の保護機能『通称肌バリア』とは、死んだ角質細胞+細胞間脂質。アミノ酸・セラミド・遊離脂肪酸・コレステロールなどで形成される、お肌専属のお守り部隊のことである。
ちょっと分かりづらくて、誠に申し訳ない。めんごめんご。
この肌バリアを理解するには、お肌の基本構造から理解しなければらない。はしょりながらマッハでご説明するので、ご覧いただけるだろうか。
まず私達のお肌には、有名店のバウムクーヘンのような以下の層が存在する。そして大切な保湿・保護機能を果たすのは、主に一番上の表皮層だ。
この表皮層自体は0.04~0.07㎜ほどの厚みしかなく、サランラップを数枚重ねた程度。そして私達が主に使用する基礎化粧水は、この僅かな厚みへ働きかける。
さらにこの表皮には、表皮細胞が約5枚~14枚ほど重なり合う。参照文献によってその枚数に差があったため、何卒ご容赦願いたい。
そしてその表皮層の上部を拡大すると、角質細胞と細胞間脂質がぎっしりお住まいに。ちなみに角質細胞は表皮細胞の死体、そして細胞間脂質とは名の通りクッションのような脂質帯である。
そしてこの角質細胞と細胞間脂質をさらに拡大すると、水と油の層が交互に積み重なる。まるでお子様がいたずらで作ったオレオのように、何層にも重なり合っているのである。
そしてこの角質細胞と細胞間脂質が作る水と油の層、その保湿機能がむちゃ高い。さらに外部刺激や化学物質等に対する、屈強なガード役として機能するのだ。
なんとその層は計10層にもなり、そんじょそこらの外部刺激・化学物質では侵入不可。僅か0.02㎜ほどの薄い膜ながら、猛烈に使える保湿・ガード軍団(肌バリア)なのである。
ん、んで('Д')?
なんでこの肌ガード軍団にとって、肌断食が良いの?
その答えは、この角質を無理に溶かさないから。同時に不要な膜をしないことで、肌の生まれ変わりを邪魔しないからである。
- 基礎化粧品によって、角質が溶かされない
- 肌に膜がかからず、生まれ変わりが促進される
前述のように、基礎化粧水に含まれる成分には肌に刺激を与える(角質を溶かす)ものが多い。中には角質溶かしまっせぇ(*‘∀‘)!と明言する、ピーリンググッズも存在する。
しかし日本人は欧米人と違い、角質が非常に薄い。ピーリンググッズは本来角質が固めの欧米人の肌質に併せて、ヨーロッパから普及した開発されたスキンケア用品だ。
そんな裏事情も加わり、ピーリング・基礎化粧品によりお肌バリアが崩れ去る。その結果、きめ細やかなお肌の生成を妨げてしまう。
そのロジックは、以下の通り。
まず将来角質になる表皮をグイーンと拡大すると、以下の四層が存在する。下から『基底層』『有棘層』『顆粒層』、そして表皮のお墓である『角質層』だ。
まず一番下の基底層で、細胞分裂が繰り返し行われる。つまり表皮細胞を生み出すゆりかごのようなイメージをお持ちいただきたい。
そして成長と共に上の層に押し上げられ、約14日間の長旅の末、上から二番目の顆粒層に辿り着く。そこでお役目を果たした表皮細胞さんは、ぱたりと倒れて角質となる。
さらに約14日間お肌バリアとしてのお役目を果たし、遂にハラリと剥がれ落ちる。その時の瞳には、表皮細胞としての誇りがキラリと輝いているとの噂である。
これが自然に乖離する、表皮細胞の一生。つまり角質は、本来放っておいてもハラリと剥がれ落ちるのである。
そしてこれが、お肌のきめ細かさに繋がる。このバラバラに剥がれ落ちるランダムな感じが、お肌の凹凸を作り上げるのだ。
なぜなら角質が剥がれ落ちると、それが合図になって基底層で新しい細胞が生まれる。自然な剥離は角質が一枚ずつランダムで剥がれ落ちるため、基底膜でもランダムに細胞が生まれる。
そしてその結果、お肌に程良い凹凸が誕生する。そしてこれがお肌のきめ細やかさとなり、美しい肌を演出するのである。
しかし一方で、ピーリングや強い洗顔で角質が一斉に剥がされたとする。その場合は新しい細胞を作り出す基底層でも、細胞生成の合図が一斉に出されやすくなってしまう。
結果的に一番上の角質層自体も平坦になり、全体的に凹凸が付きにくくなる。一斉に細胞が生まれてしまったことで、仲良く綺麗に整列してしまったのだ。
つまりピーリングによる強制剥離は、きめ細やかなお肌の生成には不向き。あくまで角質がランダムに剥がれ落ちる状態こそ、美しいお肌を演出してくれる要素と考えられる。
総括すると、肌断食では以下の結論に至りやすい。美容家様により差異はあれど、概ねこの答えに近いのではないだろうか。
お肌は溶かしたりせず自然に剥離すると、きめが整い易く肌バリアも維持される。また基礎化粧品で表面を覆うと、肌代謝を邪魔してしまうよね。
さぁ、これにて肌断食の二つ目の効果と側面が終わりである。ちょっと休憩がてら、化粧水でも付けようかな(*‘∀‘)!(しゅっしゅ)
ではどんどん参ろう!ちょっと長旅になりそうだけど、最後までお付き合いいただければ幸いだ。
肌断食の目的⓷ 異物反応の低下
これニキビ…?
繰り返し訪れるニキビ・吹き出物たち、通称尋常性ざ瘡。 一般的な白ニキビ・黒ニキビ対策はしているけれど、全く消える気配がない。
こんなにも高価なニキビ対策を講じているのに。ペ〇オゲル・ディ〇ェインゲル・ベンザ〇ク・テ〇ーツリー、あらゆるアイテムがニキビ軍の前に倒れていった。
数多くあるニキビ議論を拝見させていただくと、共通する一つの現象がある。それは長年ニキビにお悩みの方が、もしかしたらハマっている現象かもしれない。
それが超・悪循環。
強すぎる抗炎症・抗菌・抗真菌対策に、お肌が耐えきれていない状態。いわゆるニキビ対策自体にお肌が損傷を受け、もうヤメテケロ状態になっている状況のことだ。
この問題に関しては、非常にシンプルな見解をお伝えしたい。多くの美容家様が警鐘を鳴らす、非常に分かり易い問題である。
付け過ぎである。
結論を簡単に申し上げると、お肌は想像以上にひ弱なのだ。
確かにお肌には腕や足と比べて皮脂腺が非常に多く、ニキビが生まれやすい箇所であることは間違いない。しかしこれほど洗われて色々塗布されるのは、体の中でも顔だけだ。
本当は直ぐ治っていたのかもしれない
ここで少し、例え話をさせて頂きたい。タイトルは『ニキビ君の誕生』とでもさせていただこう。
ある日何らかのホルモンバランスの崩れで、顎に一つのニキビが誕生した。名前は阿久根君、美肌が自慢だった美人OL様を突如襲う、望まれぬ来訪者だ。
慌ててスキンケアを見直し、アクネ菌に効果のある少し強めの洗顔に変更する。勿論目的は阿久根君の撃退、部署一番の美肌を再度取り戻すための全面戦争だ。
しかし体内のホルモンバランスが原因で誕生した阿久根君は、さらにポコッとこんにちわ。友達が出来て、第一阿久根くんも最高に嬉しそうである。
ただパニックになったのは、もちろん美肌OL様。初段の洗顔攻撃が効果なかったとみるや、新しい弾幕を用意する。
より抗菌・抗炎症作用の強い洗顔・化粧水を探し、ネットや口コミをチェックする。その過程で『超効果的だった(*‘∀‘)!』との絶賛口コミも発見し、様々なアイテムをゲットする。もちろんAMAZONプライムで。
先日までカウブ〇ンドの低刺激洗顔しかなかった洗面台に、対ニキビ兵器がずらりと並ぶ。個人輸入からは、〇ピ〇ゲ〇のジェネリック品の購入を検討するのも時間の問題だ。
そして始まる、お肌への総攻撃。平和な田園風景が広がっていたお肌に、突如ナパーム弾が投下される。
逃げ惑う阿久根君、襲い掛かるセ〇ムCC弾。戦場となったお肌は、もはや壊滅寸前だ。
耐えられるわけがない。
数多くの美容専門書を拝見しても、洗顔はこすっちゃだめだよ( ˘•ω•˘ )!というレベルにもかかわらず。一つ一つを試されるならまだしも、短時間で重ねるとお肌は高確率でギブアップする。
確かに結果的にニキビへの効果はあるかもしれないが、美肌そのものを生み出す土壌は損害を受ける。これは焼き畑農業の弊害と同じく、長期的に見るとマイナスだと言えるだろう。
その結果、アクネ菌が原因ではない吹き出物が噴出する。つまり化粧品に含まれる高刺激成分に炎症を受け、それらの吹き出物が赤く腫れあがるのだ。
そしてそれをNEWニキビの発生だと捉えると、もう居ても立っても居られない。個人的にも超共感できる、心からキツイ超☆悪循環だ。
しかしお肌とは、我々が考える以上に本当に刺激に弱い。もも組さんが作った積木並みに、ちょっとの刺激で崩れてしまう。
少し誇張が入り過ぎたイラストで、誠に申し訳ない。ただこれも本当に多い悪循環の一例として、ご理解いただければ幸いだ。
そして肌断食では、ずばり全てやめようという論理を持つ。今までのスキンケアを全てやめ、基礎・内部ケアからニキビ治療を目指そうと。
しかしこの選択が本当に難しいのは、心の底から理解できる。折角買ったのに!という気持ちや、何もしないで治るわけない!という思考など、様々な思いが渦巻くから。
そんなお気持ちも、後述のお肌断食の総括でまとめさせていただいた。お読みいただければ、肌断食が少し気楽になるだろう。
その前にまずは、このセクションの総括を。肌断食の一つの目的である異物反応の低下とは、こういう意味である。
お肌って想像以上にか弱いよね。もちろんニキビ対策用の高刺激化粧品は効果あるけれど、重ねて使うと本当にお肌が痛むよね。そしてアクネ菌が原因ではない炎症タイプの腫れものが、沢山できやすくなるよね…( ˘•ω•˘ )
参照論文:化粧品を取り巻く問題とオーガニックコスメ
International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook 2016
さぁ、肌断食トークも遂に終盤だ。まだまだお伝えしたいのだけど、皆様も夕飯の支度を始める時間かも知れない。
最後は先ほど少しだけ触れた、老廃物の排出。意外と猛烈に大切な、この内容で閉幕とさせていただきたい。
肌断食の目的④ 老廃物の排出
本来の働きを邪魔しない。
肌断食共通の目的は、この一言に尽きる。第四目的である老廃物の排出も、その例外ではない。
前述の通り、お肌とは再生と剥離を繰り返す。そしてその過程で自然にピーリングが行われ、生まれながらに標準装備する高性能な保湿因子を形成する。
そして肌断食の概念では、基礎化粧品は肌の再生と乖離を妨げるとする。その理由は表皮・角質層を覆うこと、そしていずれ乾燥することである。
…どゆこと( ゚Д゚)?
ちょっと分かりづらい内容で、まっこと申し訳ない。ここでも専門用語を使わず、少し簡単にご説明させていただきたい。
まずお肌には皮脂があり、脂だけでなく汗・塩分・老廃物・有害物質を排出する。これは再生の過程で余剰に作られる成分であり、人で例えるところのう〇こである。
そしてこれらは主に、角質層を含む表皮から排出される。そのため上に何も乗せないでね(;´・ω・)!というのが、肌断食における老廃物排出促進のロジックだ。
これは特に、オイルクレンジング等の皮脂にダイレクトに詰まる成分に危惧される。皮脂詰まりはニキビに直結する、美肌の対極に位置する悪状況だ。
もちろん前述の界面活性剤や各種添加物、さらにコラーゲンやヒアルロン酸などの水分の蒸発を遅らせる成分も表皮を覆う。そしてほぼ全ての成分は表皮に浸透せず、角質層に留まるまでとの記載がされている。
ただこれらの基礎化粧品に意味が全くないということではなく、角質層でのセラミド的保水役として大切なお役目を持つ。基礎化粧品が全く役に立たないということは、断じてない。
しかし。
問題は塗布後にどうしても乾燥してしまうという、大自然のルールが問題となる。表皮層に存在する細胞間脂質と異なり、どうしても外付け基礎化粧品には乾燥・蒸発の運命が待ち受ける。
そしてこの乾燥と蒸発が、最も厄介。なぜならこれら現象には、肌の乾燥を追撃する要素が含まれているのから。
まず基礎化粧水に含まれる水分の蒸発により、角質細胞がぺろりとめくれる。さらにそのめくれた隙間から、水分がドンドン蒸発してしまう。
これは雨上がりの校庭などでよく見かけた、あの乾燥してめくれた土のイメージだ。剥がしてブーメラン(*‘∀‘)!とか言いながら、江見君に投げつけたアレのことである。
そして問題はもう一つ、基礎化粧品の成分が乾燥して粉末状になることである。これはどんなに高価な化粧品であっても、物理的に避けづらい状態変化だ。
まず粉末状になった基礎化粧品は、お肌の上にポツンと残る。そしてその粉末は角質層(表皮層)の水分とくっつき、お肌の保湿力を奪い去る。
まるでマラソン中に手渡されるビスコのように、がっつり水分をもぎ取る粉末になった基礎化粧品。つまり乾燥によって、結果的に塗布前より肌の保水力が下がる現象が起きてしまう。
これらは特に、成分の9割が水分で構成される化粧水に散見される現象である。昨晩もお風呂上りに化粧水をべらぼうに塗布したが、肌断食の観点から見るとNGだったようだ。
つまりクリーム等はお肌自体を覆い、化粧水等の水分系は乾燥を招く。老廃物排出もできないし、乾燥も招くからやめよう( ˘•ω•˘ )!というのが、基礎化粧品に対する肌断食の警鐘だ。
お肌って色々排出してるから、覆わない方が良いんじゃない?あと水分の多い化粧水とかは、乾燥するときに角質めくっちゃうかもね?
あ、あとそうだっ!乾燥すると大抵は粉末状になるから、それも水分奪っちゃうかもしれないね( ˘•ω•˘ )?
何も付けれん(;´・ω・)!
思わずハトムギ化粧水を床に投げそうになった、私をお許しいただきたい。これほど肌断食の理屈を並べられたら、将来の夢が崩れ去りそうだ。
その夢とは、結構高級な化粧水を買えるくらいお仕事頑張っちゃうこと。そしてやっぱSK-2だよね(*‘∀‘)!とか、ドヤ顔で言っちゃうことだ。使ったことないけど。
しかし肌断食の効果が高いことは分かったけれど、実際は正直どうなのだろう。何もつけない状態とは、スキンケアゼロってことではないのか?
流石にスキンケアゼロの状態が、スキンケア有りよりピカペカ肌になるわけがない。そうお考えの皆様に、本当に最後のお話をさせて頂きたい。
肌断食の真実
肌断食は、魔法ではない。
様々な文献や研究論文、そして実践者様の口コミ。総合的に拝見させていただいて、一つの答えを提唱させていただきたい。
肌断食の神髄とは、スキンケアを全くしないことではない。あくまで肌本来の力を呼び覚まし、その力を最大化する努力を並行して行うことである。
暴飲暴食&牛乳石鹸洗顔でお肌ツルピカになるという、魔法のテクニックでもない。はたまた、今現在皆様が使用されている基礎化粧品を、根底から否定するものでもない。
要はバランスだ。
お肌が本来持つ保湿効果を、出来るだけ生かす。それでいて普段の生活に支障がない程度に基礎化粧品の頻度を減らす。
たしかに中には、全てやめるべきだ!との強烈な意見もあった。しかし多くの美容家様は、美容断食のような夜だけやめてみる?といった解決策を提示されている。
さらには併せて泥パックすると良いよ(*‘∀‘)!と、肌断食に他の手法をご提案される方もいらっしゃった。つまり最も大切なのは、皆様の生活スタイルと肌質に合わせて、肌断食も選択するということ。
スキンケアを選ぶのと同じように、肌断食の程度も選ぶ。これが最もストレスなく、より美しいお肌を作り上げるポイントではないだろうか。
さらに肌断食で高い効果を上げられている方は、共通して日々の美意識が猛烈に高い。睡眠や食事にも気を配り、体内ケアにも注力されている。
肌断食オンリーで効果を上げているのではなく、内部ケアも徹底されている。つまり肌断食とは、体中からケアし、それをしっかり結果に出す手法ではないだろうか。
肌断食って、本当に面白い。
足し算だけでなく、引き算によって効果を狙う。そしてその先にあるのは、私達が本来持ち合わせる強烈な保湿因子だったとは。
長々と書かせていただき、本当に有難う。そして沢山の情報をくれた美容家様、そして文献・研究者の方々に感謝を申し上げたい。
皆様のスキンケアに、新たな選択肢が増えれば最高にハッピーだ。是非ご友人やご家族様にも、一つの情報としてご共有いただければ幸いである。
ここまでお読みいただき、本当に有難う御座います!もし宜しければ、こちらのダイエットレシピ本もご覧いただければ幸いです!
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※本記事は各基礎化粧品成分の有効性を保障・否定・工程するものではありません。また特定のサプリに対する批評を行う意図もございません。イラストはイメージであり、本質的な構造を表現するものではありません。何卒ご容赦ください。